こんにちは。GMOブライツコンサルティングの中山です。
本記事では、EC・ウェブ担当者が知っていると得をするような、商標ナレッジをご紹介いたします。
Ⅰ.はじめに
EC・ウェブ担当者には関係が薄いと考えられる「商標」ですが、「SEOと商標」「IoTと商標」など、意外と身近で関係性のあるワードなのです。
「技術」を守る特許とは違い、 「ビジネス」を守る商標からは、今後のビジネス化動向を予測することが可能なこと、ご存知でしたか？
基本的な商標知識や、最新技術の裏で進められている有名企業のビジネス化や、注目企業の最新動向など、「商標」というちょっと違った視点でお伝えしていければと思います。
Ⅱ.キホン知識まとめ
①EC・ウェブ担当者に知っておいてほしい「3つの商標知識」
新しいブランドを立ち上げるときや、新たに事業を始めるとき、”ネーミング”をすると思います。ネーミングをする際には、いくつかのポイントを知っておくことで、その後の段取りがスムーズに進みます。
国によって異なる商標法ですが、日本の商標法は「早く出願した者に商標登録を認める」ルールとなっているので、この点を踏まえてご説明します。
②意外と多いSEOトラブル！安心した事業拡大やSEO対策を支える商標権という財産
SEOと商標登録の関係性については、EC・ウェブ担当者には欠かせない常識となってきました。SEO対策に費やした時間と労力とお金を無駄にしないためには、どうすればよいのか、他人の商標権を侵害しないためには、を知っておくことで、安全な事業運営が可能になります。
③中国越境ECを安全に運営するために知っておくべき4つの商標知識！
盛り上がりを見せる中国越境EC。出店をするECモールによっては、出店の要件として「中国内商標」があること、が設けられていない場合があります。しかし、本当に商標を持っていないまま事業を安全に運営できるのでしょうか。上記記事では、4つのポイントにまとめてご紹介しています。
Ⅲ.最新トレンド情報まとめ
①知財担当による未来のビジネス予測！ ＜ダイソン電気自動車＞
ダイソン電気自動車の初代モデルは、2020年までに市場投入を目指すと言われており、今までも電気自動車関連の商標出願に関する動きが確認できていましたが、先日新たな動きが確認できました。市場投入に向けた具体的な動向に目が離せません。
②知財担当による未来のビジネス予測！ ＜ZOZO＞
話題となった「ZOZOSUIT」の次に来ると考えられる「ZOZOMAT」という商標を確認しました。出願商標から、「ZOZOMAT」がどのような製品・サービスとして展開していくか予測しています。
③知財担当による未来のビジネス予測！ ＜渋谷再開発＞
先日、渋谷の新たなランドマークとなる大型複合施設「渋谷ストリーム」が開業しました。加速している渋谷再開発を牽引していると言っても過言ではないのが東京急行電鉄株式会社。同社の出願傾向を踏まえたとき、今後開業予定の複合施設のネーミングを予測できるのか！？いち早く施設のネーミングを知る方法について考えていきます。
Ⅳ.最新技術から見えてくる注目企業まとめ
①導入進む「セルフレジ」を支えるRFID技術を導入している意外な有名スポーツ企業
私たちの日常でも「セルフレジ」を多く目にするようになってきました。「GU」で目にした「セルフレジ」には“RFID”と呼ばれる技術が搭載されているとのこと。この“RFID”の身近な使用例としては、JR東日本のICカードのSuicaがあります。今後更に活用されていくであろう“RFID”の出願商標から、意外な有名スポーツの活用事例が見えてきました。
②ゲームだけでない！幅広い業界で活用が予測される「AR」技術
人気ゲームアプリ「ポケモンGO」でも利用されているAR技術。ゲーム以外の企業も積極的に活用していこうとする姿勢が、出願商標から伺えます。意外にも出願商標から見えてきた注目企業は、予想外にゲーム業界の登場は少ない結果でした。今後どのような場面でARの技術を目にすることができるのでしょうか。
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