2017.02.08

Webサイト制作・運営を自動化できる「CMS」って何者?

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普段見ている個人のブログや企業サイト。それを構築・運用する上で欠かせない存在なのが「CMS」です。「CMSとは?」「CMSを使うメリットとは?」などの疑問にお答えいたします。

CMSとは?

CMSとは「Contents Management System(コンテンツ管理システム)」の略称です。Webサイトを構築したり、管理したりする際に使用する仕組みやそれを実現するソフトウェアのことを意味します。

CMSはブログやSNS(Social Networking Service)などのサービスにより広く認知され、2000年代半ばに普及したと言われています。個人が日記を書いたり、ブログを更新したりするツールとして提供され始めたのがきっかけです。

CMSのメリット

CMSを導入すると以下のようなメリットがあります。

初心者でも見栄えのよいWebサイトが作成可能
独力でWebページを作成するには、テキスト文章や画像を用意するだけでありません。Webサイトのレイアウトを決めるHTML(HyperText Markup Language)やCSS(Cascading Style Sheets)などの知識が必要になります。

また、CMSにはWebサイトのデザインに関するひな型(テンプレート)が用意されているものもあります。これを使えば、画像の作成やデザインなどを自分で行わなくてもWebサイトを構築することができます。

短時間で効率的にWebサイトが作成可能
専門知識が必要な部分は全てシステム側に管理させて、テキストや画像などの情報のみを入れていくことで簡単にWebサイトを作成、更新することが可能です。

リンク切れの心配がない
サイト内のナビゲーションや新着情報など、必要なリンクの更新が自動的に行われます。Webページ間にリンクを設定する作業も不要になります。

CMSの有名なソフトウェアを紹介

ここからは、主なCMSソフトウェアを紹介していきます。無料、有料のさまざまなCMSが存在しますが、ここではフリーソフト、オープンソースの紹介です。


WordPress

170208_cms_src01もともとはブログを作成するためのソフトウェアとして公開されました。その後機能を拡張し、個人ブログや企業サイト、公共機関のサイトなどのWebサイトでも利用されています。

MediaWiki
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オンライン百科辞典「Wikipedia」に採用されているCMSです。Wikipediaを運営するウィキメディア財団によって開発されフリーソフトウェアとして配布されているため、誰でも無償で利用することができます。

Drupal
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個人のブログから企業サイトまで幅広く利用することができるCMSです。中核的機能「Drupalコア」と拡張機能「モジュール」の2つが分離して扱われる「モジュラー式設計」が取り入れられています。

普段何気なく見ているWebサイトやブログ。CMSを導入すると、Webサイトの制作や管理、ブログの更新などが容易に可能です。より簡単にWebサイトを構築したい方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

クラウド推進チーム

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