2017.05.10

MB(単位)とは?MiBとは?

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MBやMiBなどの単位をよく耳にする機会は多いと思います。しかし、実際には何を表す単位なのか?よくわからない方も多いのではないでしょうか?本記事ではMB(単位)やMiBの違いなどをご説明します。

単位の中身

MB(メガ・バイト)やGB(ギガ・バイト)などの単位は、パソコンのスペック表などでもよく「ストレージ容量:◯◯GB / メモリ容量:◯◯MB・GB」などの表記で使われるため、なんとなく容量を表す単位であると認識している方も、多いのではないでしょうか?しかし、実際に何の単位がどれくらいの容量なのか?

そもそもバイトとは、コンピューターで使われるデータ量のサイズを表す言葉として使われています。単位はサイズごとに分けられていて、KB(キロ・バイト) < MB(メガ・バイト) < GB(ギガ・バイト) < TB(テラバイト)の順にサイズが大きくなります。それぞれの単位は以下のとおりです。

1KB = 1,000B
1MB = 1,000KB(100万B)
1GB = 1,000MB(10億B)
1TB = 1,000GB(1兆B)

データの大きさの目安として、全角文字1文字が2B、半角英数字は1文字が1Bと言われています。画像はサイズや大きさによりますが、数KB〜数MBの容量になります。
音楽や映画の場合はさらに容量が大きくなり、映画1本分を収録できるDVDは、1枚あたり片面一層で4.7GBの容量になります。

また、コンピューターで使われる最小単位は「bit(ビット)」となります。ビットは0か1かの2進数で表し、ビットが8ビット分集まって1バイトとなります。つまり「1バイト = 8ビット」になります。
文字や画像などのコンピューターで扱うデータは、全て2進数のビットの組み合わせで処理をしています。

MBとMiBは何が違う?

コンピューターの容量を表す単位としてMB、GBなどがよく使われますが、コンピューターの容量や記憶装置の大きさを表す単位の1つして、MiB(メビ・バイト)なども使用されます。
サイズは、KiB(キビ・バイト)< MiB(メビ・バイト)< GiB(ギビ・バイト) < TiB(テビ・バイト)の順に大きくなります。

本来MBは10の6乗バイトを表し「1MB = 100万B」となりますが、1MiBは2の20乗バイトを表し「1Mib = 104万8,576B」となります。

もともと2の20乗バイトを表す単位もMBでしたが、本来のSI接頭辞の10の6乗バイトも同じ意味を表すため、曖昧さを排除するために、IEC(国際電気標準会議)が決めた二進接頭辞のMiBの表現が、使われるようになりました。

つまり、人間の感覚で1KB=1,000Bなどの、きりが良い数字をMBなどの単位で表し、コンピューターで扱う2進数表記では1KB=1,024バイトとなり、誤差がでることから区別するために、単位をMiBなどで表しています。
この誤差は、単位がMB、GB、TBと大きくなりつれて乖離していき、1TBでは約100GBの誤差が発生してしまいます。
しかし、MiBなどの単位は一般的にはそれほど認知されておらず、1,024Bでも1KBで用いられることがあります。

コンピューターの容量を表す単位としてMB(メガバイト)などの単位や、MiB(メビバイト)との違いなどをご説明しました。説明したビットや2進数などの単位や表現は、実際にシステム開発などの仕事に従事していないかぎり、使う機会はそうそうありませんが、コンピューターでデータを扱う上で基本の単位となります。また、高度IT人材になるための基本的な知識を図る「基本情報技術者試験」でもこれらの単位の理解は必須となります。各単位がどれくらいのサイズなのかしっかりと把握しておけば、今後さまざまな場面で役に立つと思いますので、この機会にぜひ覚えていただければ幸いです。

この記事を書いた人

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