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2017.12.12

IoTでなにがどう変わる?企業がIoTに取り組むべき理由

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IoT関連

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IoTの基礎

IoT(Internet of Things)とは、狭義の意味では、「モノ」がインターネットにつながるというように理解しますが、広義の意味では、AIArtificial Intelligence:人工知能)やRPA Robotic Process Automation:ロボティック・プロセス・オートメーション)を含んで、第4次産業革命と捉えることが多くあります。第1次は「蒸気機関などによる機械化」、第2次は「電力による大量生産」、第3次は「コンピュータによる自動化」です。この第4次産業革命を一言で言い表すと「自律化」になるのでは無いかと思います。第3次「コンピュータによる自動化」は、人間が論理を考えプログラミングを実施し、人が設定した論理通りにロボットが動くものでした。一方、第4次産業革命の「自律化」は、AIやロボットに目的を教え、その目的を達成するため、AIやロボットが自律的にその最適な方法で目的を達成するというものです。

IoT(AI)のイメージ図

もう一つのキーワードとして、日本の政府が提唱している「Society 5.0」という考え方があります。第4次産業革命が、製造業などの産業を中心とした考え方なのに対して、この「Society 5.0」は私たちが生活している社会全体をビジネスや経済の視点で捉えた考え方です。「Society 5.0」は、①狩猟社会、②農耕社会、③工業社会、④情報社会の次に位置する5番目の新たな社会です。

IoTから発生する超スマート社会について

出展:一般社団法人 日本経済団体連合会 https://www.keidanren.or.jp/policy/2016/029_gaiyo.pdf

 

では、IoTが浸透していく社会で、我々の生活はどのように変わっていくのでしょうか?

 

IoTがもたらす変化、わたしたちの生活はどう変わるの?

我々の生活スタイルは、パソコンやスマホなどにより一変しました。SNSをコミュニケーションの手段とする人や、Web検索が出来なくなると生活に支障がでる人も多数いるのではないかと考えます。逆に考えると10年後の社会は、IoT/AI/RPAが当たり前の世界なのです。

英オックスフォード大学の論文によると、この第4次産業革命の流れの中で、半数近くの仕事が無くなり、AIやロボットが人に代わられることになります。具体的に言うと、オペレータや受付係などの単純な仕事は無くなっていくことになります。

現在、世の中のトレンドになっている「働き方改革」も、この「IoTInternet of Things)」「第4次産業革命」「Society 5.0」の流れの中で捉えることが必要と感じます。

 

企業がIoTに取り組むべき理由

上記の流れの中で、「IoTInternet of Things)」(AI含む(Artificial Intelligence:人工知能)やRPA Robotic Process Automation:ロボティック・プロセス・オートメーション)は、二つの面で企業に重要な影響を与えることになります。

一つ目は、仕事のやり方が180度変わっていくということです。この流れを早く理解し、AIやロボットが出来ないと言われる下記のような付加価値が高い業務にシフトしていかないと競合力が無くなってしまいます。

 

【今後も必要な業務】

・創造性が必要なオリジナリティが高い仕事

・交渉力や説得力が必要な仕事

・協調性や社会性が必要になる仕事

・複雑な環境への対応が必要となる仕事

・安全性や信頼性が重要視される仕事

 

二つ目は、企業が作り出す製品やサービスが変わっていくことです。IoTの時代では、つながることが前提となり、いろいろなデータを有効活用することができます。その状況の中では、従来のような単なる「モノ」売りでは無く、融合したサービスの提供が重要になります。今までは全く無関係であった産業同士がつながることにより新たなサービスが生み出されることになります。具体的に現在始まっているのはテレマティクス保険です。これは運転特性などから、運転者毎の安全特性を判断し、保険料を運転者毎に変更する仕組みです。単なるアクセル/ブレーキ/ハンドル操作の運転情報だけでは無く、センサーやカメラなどから障害物への接近度合いや過去の事故例を含めた情報から安全度合い(事故が発生する可能性)が判断できるようになってきました。

 

まとめ:企業がIoTに取り組むべき理由

現在のIoTInternet of Things)の流れは、単なるブームではありません。この波に乗り遅れると、企業の存続に関わると言ってもいいと思います。ただし、IoTInternet of Things)は手段と捉え、目的を明確にしないと方向性が見失われます。次回は、社内でIoTを推進するために考えなければいけないことについてお話したいと思います。

 

この記事を書いた人

高安篤史

高安篤史

合同会社コンサランス 代表、中小企業診断士、サートプロ IoT技術講師
早稲田大学理工学部工業経営学科卒業後、大手電機メーカーで20年以上にわたってストレージ製品などの組み込みソフトウェアの開発に携わり、プロジェクトマネジャー/ファームウェア開発部長を歴任する。

自身の経験から「真に現場で活躍できる人材」の育成に大きなこだわりを持ち、その実践的な手法は各方面より高い評価を得ている。DFSS(Design for Six Sigma)に代表される信頼性管理技術/プロジェクトマネジメントやIoT(Internet of Things)のビジネスモデル構築に関するコンサルタントとしての実績やハイスキル人材の育成にも定評がある。2012年8月合同会社コンサランスを設立し、代表に就任。

• 中小企業診断士:神奈川県中小企業診断協会所属
• 情報処理技術者(プロジェクトマネジャー、応用情報、セキュリティマネジメント)
• IoT検定制度委員会メンバー
詳しくは、こちら 

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高安篤史

高安篤史

合同会社コンサランス 代表、中小企業診断士、サートプロ IoT技術講師
早稲田大学理工学部工業経営学科卒業後、大手電機メーカーで20年以上にわたってストレージ製品などの組み込みソフトウェアの開発に携わり、プロジェクトマネジャー/ファームウェア開発部長を歴任する。

自身の経験から「真に現場で活躍できる人材」の育成に大きなこだわりを持ち、その実践的な手法は各方面より高い評価を得ている。DFSS(Design for Six Sigma)に代表される信頼性管理技術/プロジェクトマネジメントやIoT(Internet of Things)のビジネスモデル構築に関するコンサルタントとしての実績やハイスキル人材の育成にも定評がある。2012年8月合同会社コンサランスを設立し、代表に就任。

• 中小企業診断士:神奈川県中小企業診断協会所属
• 情報処理技術者(プロジェクトマネジャー、応用情報、セキュリティマネジメント)
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