2017.04.24

Plesk – 最新版Plesk OnyxがALTUS Basicで正式リリース

難易度
1
カテゴリー
サーバー設定初心者向け
タグ
plesk
Web開発
環境構築

170424_plesk_mv

2017年3月1日に、最新バージョンの「Plesk Onyx(プレスク オニキス)」がALTUS Basic上で正式サポートされました。内部バージョンは、12から一気に17.0にまで進み、Webアプリケーション開発者、サーバー運用者を強力に支援する、多くの新しい機能が追加されました。

例えば、Docker (ドッカー)。ホスティング、Webアプリケーション開発に関わるエンジニアであれば、便利だ、使ってみたいという思いを持たれるでしょう。しかし、sshでサーバーにログインすることから始まり、Dockerの操作手順を細かく理解する時間も必要になるため、実際の開発業務で活用するエンジニアはまだまだ多くはありません。そこで、Plesk Onyxの登場です。コントロールパネルを通して、こうした最新技術を、最小限の事前知識の下、数ステップの作業で手間なく活用することが可能になります。その結果、本来の開発業務、サーバー運用業務に注力できるので、本来のビジネスに注力できるようになります。

以降では、Plesk Onyxの特徴となる機能の概要説明と、ALTUS BasicにCentOS7+Plesk Onyxの仮想サーバーの稼働について紹介しましょう。

Ⅰ. Plesk Onyxの新機能

Plesk Onyxの新機能は多岐にわたりますが、大きな新機能に絞っていくつかご紹介しましょう。

- Dockerサポート
冒頭でもキーワードとして挙げたDocker Clientの機能が、パネルを通した操作で利用できるようになりました。Docker Hub上のDockerイメージ、多様なアプリケーションサービスを、手元のPleskサーバーやリモートのLinuxサーバー上で、起動・管理することが可能です。Webアプリケーションと連携させたいredisのようなNoSQL DBや、Redmineのようなプロジェクト管理ツールを、複雑なコマンドライン操作を気にせずに、サクッと使い始めることができます。もちろん、開発エンジニアが固めたDockerイメージを起動することも可能です。この機能はPlesk管理者のみが利用可能です。

- 最新の開発言語のサポート
RubyやNode.jsがパネルから管理できるようになりました。PHP同様に複数のバージョンをサポートし、ドメインごとにその割り当てが可能です。従来、マニュアルで設定していたライブラリのインストールや初期設定パラメータ設定もパネルから適用することができます。お客さまごとに多様な設定と開発スピードの向上が求められるWeb開発者にとって、こうした手間の簡略化は大きなメリットになるでしょう。ちなみに、Plesk Onyxでは、Plesk 12では未対応の最新のPHP 7.1が利用できます。

- Gitサポート
複数のWeb開発者によって更新されるソースコードのバージョン管理システム、GitがPlesk Onyxに取り込まれました。契約ごとに複数のGitレポジトリを配置できます。ソースコードが更新されれば、Webコンテンツディレクトリへ自動展開、そして、事前に設定しておいたデプロイコマンドを実施させることも可能です。また、GitHub、BitBuket等の、外部Gitレポジトリサービスとも連携ができます。便利な外部システムが提供する大きなメリットをPleskで享受できる点もこの機能の意義と言えるでしょう。

- システムアップデートのサポート
以前からPleskパッケージを自動アップデートする機能はありましたが、本バージョンからOSパッケージのアップデートもパネルを通して実施できるようになりました。最新パッケージがリリースされれば、自動でアップデートする機能も含まれます。コマンドライン操作を難しいと感じていた専用サーバー、VPS管理者にとっては、最新OSパッケージの入手が容易になり、サーバー全体のセキュリティ向上策の一つとして活用できます。利用するWebアプリケーションの制限から、特定パッケージのアップデートが許されない場合でも、パネルから対象パッケージをロックしてアップデートさせないことも可能です。

その他、NginxホスティングやWebメールのSSL化サポート等、ユーザからの要望が高かった機能実装が多数提供されました。SDKを使った3rd Party企業のExtension製品も増加中です。詳しくは、Plesk Extensions( 外部サイト)のサイトをご確認ください。

Ⅱ. ALTUS BasicでPlesk Onyxを立ち上げよう

ALTUS Basic にPlesk Onyx + CentOS 7サーバーを起動してみましょう。基本的な操作手順は、Plesk12の仮想サーバーの立ち上げステップと変わりません。ここではいくつか考慮すべきポイントを紹介します。

では、Plesk Onyxのインストールされた CentOS7を仮想サーバーとして立ち上げ、パブリック(グローバル)IP Addressを割り当てます。手順は、仮想サーバーの作成および複製(サポートサイト)をご確認ください。
Plesk 12と同様にすでに用意されている 専用のテンプレート ”CentOS 7.3 64bit with Plesk Onyx XXXXXXXX”の選択を忘れないでください。

仮想サーバーに必要なメモリ、ディスクサイズは、Plesk 12 と同様とお考えください。PleskのドキュメントサイトにあるHardware Requirements for Plesk Onyx(外部サイト)も参考になるでしょう。
次に、パブリックIP アドレスを仮想サーバーへ割り当てたら、ブラウザでPlesk Onyxのパネル画面にアクセスしてみましょう。
https://<グローバル IP Address:8443/

Username “root” 、そして、”Passwordには仮想サーバー作成後に提供されたパスワードを指定します。詳しくは、GMOクラウドALTUS Basic PleskOnyxマニュアル(サポートサイト)をご確認ください。2点、忘れずに設定すべき項目をご紹介します。

(A) パブリックIP アドレスの割り振り
仮想サーバーには、プライベートIP アドレスが割り振られています。しかし、インターネットからのアクセスは、パブリックIPアドレスから接続されます。PleskにこのパブリックIPアドレスを割り振りましょう。[ツールと設定]-[IPアドレス]を選択します。表示されるリストのプライベートIPアドレスをクリックします。下記画面が現れるので、パブリックIPアドレスの入力欄に、事前に割り振ったパブリックIP アドレスを登録します。

(B) Pleskアップデートの自動化
Pleskは月に数回バグフィックス、セキュリティアップデートのパッチをリリースし、プログラムの品質向上を図っています。残念ながら、ALTUS Basicのテンプレートから用意されたPlesk Onyxは、デフォルト設定で自動的にパッチのインストールは行いません。

そのため、[ツールと設定]-[アップデートとアップグレードの設定]において、”Pleskアップデートを自動インストールする(推奨)“の選択を推奨します。また、初期インストール直後では、[ツールと設定]-[システムアップデート]による OSパッケージのアップデートと、[ツールと設定]-[アップデートとアップグレードの設定]によるPleskパッケージのアップデートも実施しておくとよいでしょう。

3. 最後に

3月23日に新しいPlesk Onyx 17.5 がリリースされました。従来の運用経験をそのまま生かして、優れた新機能(Change Log(外部サイト))をご利用いただけます。拡張機能 Let’s Encrypt(外部サイト)は日本語ドメインをサポートし、WordPress Toolkit(外部サイト)は頻繁に発生するサイトのパッケージアップデート、カスタマイズを強力に支援する機能を提供します。

ALTUS Basicを前提とする場合、Plesk Onyx 17.5 本体のご利用についてはGMOクラウドのサポート保証が得られるまでしばらく待つ必要がありますが、WordPress Toolkit等の最新拡張機能はPlesk Onyx 17.0 においても利用可能です。新規にPleskサーバーを立ち上げるのであれば、Plesk Onyxを選択しない手はないでしょう。
それではまた。

この記事を書いた人

パラレルス株式会社 鈴木隆之

パラレルス株式会社 鈴木隆之

パラレルス株式会社のセールスエンジニアです。コントロールパネル製品 - Plesk、仮想化製品 - Virtuozzo を販売してます。記事内容にご要望等があれば、Twitter @TakayukiPlesk1までコメントください。

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