皆さまご無沙汰しております(*˙˘˙*)GMOクラウドの田(でん)です。
さて、今回はPleskとは何かについて知りたい!と思ったので、なんとPlesk社の方をお呼びしていろいろ聞いちゃいました!営業担当の町田さんです!よろしくお願いいたします!
―町田さんについて教えてください。
田:まず、本題に入る前に町田さんの経歴などについて教えてください。
町田さん:現在は、Plesk社でPlesk(プレスク)の営業を担当していますが、もともとは、データセンターに常駐して、サーバーとか設備を管理する人だったんです。
田:そうなんですね!なんだか意外ですが、サーバーを増設したり、依頼があるときに作業したりする人をイメージしたら良いんでしょうか?
町田さん:そうですね。増設したり、依頼があればサーバーのリブート作業をしたりする感じで、割とWebとかホスティングサービスは身近な存在でしたね。
田:どちらかというとインフラを運用する側だったんですね。どうしてPlesk(プレスク)に興味を持つようになったんですか?
町田さん:前職では、サービス開発と営業を担当していた時期があって、そこでPlesk(プレスク)を初めて知りました。そこでは、お客さまに直接お会いする機会もありました。
田:結構マルチにいろいろ担当されていたんですね。
町田さん:そうなんです。笑 結構いろいろやっていました。お客さまに会うようになってからは、独立したサーバーがほしいけど、コマンドラインで管理ができない人が、結構いらっしゃることに気づきました。
田:そういう方って、結構いらっしゃるんですね!コマンドラインができないけど、独立した専用サーバーがほしいということは、一般的なレンタル(共用)サーバーのスペックでは不足しているけど、コマンドラインができなくてスペックが高いものを利用できないという課題を持っているということですね?
町田さん:そうですね。そういったお客さまの課題を解決できるのが、Plesk(プレスク)だったんです。そこから、Plesk(プレスク)に興味を持つようになり、ついに3年前Plesk社(当時:パラレルス社)に転職したんです。
田:転職まで!相当Plesk(プレスク)に魅了されたんですね!
―そもそもPlesk(プレスク)とは?
田:さて、Plesk(プレスク)とは、どうやらコマンドラインができなくてもサーバー運用ができるとても便利なツールであることは伝わってきたのですが、一言でいうとPlesk(プレスク)ってどんなものなんでしょうか?
町田さん:一言でいうと「可視化してくれるソフト」ですね。プログラムもそうですけど、サーバーの運用や構築に必要なコマンドラインの操作ってコマンドが分からないと触れないんです。もちろん本格的にコマンドを学んでいる方であれば問題はないのですが、本業じゃないがゆえにコマンドが覚えられない・時間がない人もたくさんいます。
Plesk(プレスク)を利用することで、コマンドライン(黒画面)を使わなくても、Windowsの画面のように可視化してくれるので、感覚的にマウスの操作でサーバーの管理ができるようになるのです。
田:なるほど。可視化で分かりやすくしてくれているから、私みたいなコマンドラインあまり分からない人でも、これなら簡単に扱えそうです!
確かにWindowsのPCも本来は黒画面が存在するけど、可視化してくれていて、誰でも使えるようになっていますね!
―どうしてLinuxの環境を可視化する需要が多いのでしょうか?
田:少し気になったのですが、サーバーでメジャーなのは、確かにLinuxですが、Windowsのサーバーを使えば、はじめから可視化された状態で使えるのでは?と思ったのですが、そもそもなぜコマンドラインが使えなくてもLinuxを利用したい方が多いのでしょうか?
町田さん:確かにWindowsサーバーは通常のPCと同じようなインターフェースなので、コマンドできない場合は、そちらを利用するのも手かもしれません。しかし、WindowsサーバーはあくまでOSなんです。PleskはOSの上にインストールするソフトウェアで、サーバー運用をする人にとって便利で使いやすい機能がたくさんあります。
また、日本の場合はオープンソースであるCentOS等を好む方は多いですね。サーバー台数が増えればより費用がかさんでしまいますし。
田さん:確かに費用の問題はありそうですね!でも確かPlesk(プレスク)もライセンス費がかかる認識でしたが、そこはどうなんでしょうか?
町田さん:そうですね。Plesk(プレスク)もライセンス費はかかりますが、Windowsのライセンス費と比べると微々たるものと思います。
田:確かにWindowsのライセンス費は少々高いイメージがあります。
町田さん:ちなみに、Windowsサーバー向けのPleskもあるんですよ。笑
あと、例えばLinuxサーバーでWebサーバーを構築する場合、「Apache」や「nginx」などを使います。これらはただインストールして使えばいいというものでもなく、使い始めるには設定も必要です。
これらを、誰でも適切に設定できるインターフェースを利用できたり、Apacheとnginxを簡単に切り替えたりできるのもPleskを使うメリットなんです。
田さん:なるほど!例えば、Apacheを利用したい人が、必ずしも全ての設定を把握しているわけではないから、そういった方にPleskはとても便利なツールなんですね!
―Plesk(プレスク)は主にどのような方に使われているんですか?
田:Plesk(プレスク)について、だいぶ分かってきた気がします!具体的にどんな方に使われることが多いのでしょうか?
町田さん:Plesk(プレスク)を利用する方は、大きく2つのタイプがあります。1つは、「Webの担当者さん」もう1つは、「ホスティング事業者さん」なんです。
田:ホスティング事業者は、まさに弊社(GMOクラウド)みたいなサーバーを貸し出す事業者のことですね?
町田さん:そうです!実は、もともとPlesk(プレスク)はホスティング事業者のために作られたんです。レンタル(共用)サーバーを貸し出すときって必ずコントロールパネル(管理画面)が必要なんです。だから、事業者さんが簡単に貸し出せるようにと作られたツールなんですよ!
田:そうだったんですね!それは知りませんでした。
町田さん:はじめはホスティング事業者が利用していたPlesk(プレスク)ですが、どんどん時代がたつにつれ、レンタル(共用)サーバーでは、スペックが不足して、VPSやクラウドサーバーに移る必要がある会社が増えてきます。
VPSやクラウドサーバーでは、サーバー運用を自分で行う必要があるので、コマンドラインで操作が手間となってしまっているようなWeb担当者や、自分はサーバー運用できるんだけど、一部の業務を他の人に渡したいという需要が増えてきたんです。
田:確かに自分はできても一部を他の方にやってもらいたいことだってありますもんね。
町田さん:そうなんです。Plesk(プレスク)はコマンドラインと違って、マウスで操作できますので、あまりサーバーに関する知識のない方でも操作しやすいですし、見た目に分かりやすい画面があるので、結構マニュアルに落とし込みやすいという点もポイントですね。スクリーンショットでマニュアルを作れるので、コマンドラインの作業に比べたら、引き継ぎなどもだいぶラクになります。
田:確かに社内用のマニュアルがあると急に担当が会社を休んだり、やめてしまっても運用は継続できるので、会社としてのリスクも下げられますね!
―Plesk(プレスク)でおすすめの機能はありますか?
町田さん:はじめは、コマンドラインの壁をなくすためのツールでしたが、お客さまの要望をかなえていくうちに、Plesk(プレスク)独自の機能も増えてきました。最近では、その独自の機能を使うために、Pleskを導入される方も増えてきています。
田:私もPlesk(プレスク)はとても多機能であるイメージがあります!中でもおすすめのものがありましたら、教えてください。
町田さん:そうですね。捨てがたいものがたくさんありますので、今日は3つほど紹介させてください!
1.複数のWordPressサイトなら絶対使ってほしい!『WordPress Toolkit』
WordPress Toolkitは、WordPressを使ってサイトを運用している方が抱えている悩みを解決するための機能です。ライセンスの種類にもよりますが、基本的に無料で利用できます。
WordPressを利用したことのある方ならご存じかと思いますが、WordPressは頻繁にアップデートがかかります。セキュリティの観点からできるだけ早くアップデートすることが望ましいとされています。しかし、バージョンアップした後、Webサイトが崩れてしまわないかなど、テスト環境でまず再現をしてから、リリースするのが一般的です。
本番環境とテスト環境を同時に持つことは2重コストとなり、都度作成する場合は、時間がかかってしまいます。
流れにするとこんな感じでしょう。
「テスト環境を用意する」→「テスト環境上に同じWebサイトを作る」→「問題ないかテストを実施」→「テスト環境で成功したものを本番に反映させる」→「テスト環境を削除(残しても良いがコストがかかる)」
WordPress Toolkitの機能を利用することで、1台のサーバー内で本番と同じ環境のステージングサイトが2クリックで作れて、テストを行い、問題なければ、本番をスイッチして完了。Plesk (プレスク)なら、元の環境で書き直さなくて大丈夫なので、とても簡単にアップデートの対応ができるんです。
他にも複数サイトのプラグインやアップデートの管理が一覧で見られるので、複数サイト運用してる人にはとても便利なんです。
2.Pleskなら1台のサーバー内に複数のPHPバージョンが利用できる
多くのWebサイトに欠かせないのが、PHPという言語です。PHPにもバージョンがあり、古いプログラムなら、古いバージョンが使われていたりするので、プログラムによってバージョンが異なる場合があります。
通常PHPが異なる場合は、別のサーバーで運用する必要がありました。本来は1台のサーバーでこと足りる内容にもかかわらず、複数のサーバーを利用していることも多々あります。Plesk(プレスク)なら、サイトごとのPHPバージョンを選ぶことができますし、先ほど紹介したコピーされたステージングサイトは別のPHPにするなど、簡単に選択することができるのもメリットの1つです。
3.サーバーの設定までバックアップできる
Plesk(プレスク)経由で、Acronis(アクロニス)というバックアップソフトウェアを利用することができるんですが、このソフトウェアを利用するとサーバー内の設定まで含めたバックアップを取得することができるようになります。
サーバー内の設定までバックアップされているというのはとても重要なことで、例えばバックアップは取っていたけど、いざサーバーがとまってしまって、バックアップを利用しなければいけないときに、データはあるけど、設定が入ってない状態なので、すぐに復旧できないということになりかねないんです。
万が一のときに役に立つバックアップを取得するなら、このソフトウェアはおすすめです。
バックアップが取れるのは当たり前。ちゃんと戻せることがとても大事なんです。
※Acronisは、Pleskのエクステンション(有料)です。こちらよりご購入いただくことで、10%オフの価格で導入可能です。
田:すごく便利そうな機能がたくさんですね!
※上記機能は2019年2月時点Plesk Onyxで提供されているものになります。
―最後に、Plesk(プレスク)はどうやって導入するの?
田:Plesk(プレスク)についてたくさん教えていただいてありがとうございました!とても魅力的な機能も多かったため、導入してみたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。最後にPlesk(プレスク)をどうやったら利用できるのか、教えてください!
町田さん:実は日本の場合、基本的にPlesk(プレスク)を取り扱っているパートナー会社さん経由で利用いただくことが一般的です。
田:そうなんですね!直接御社から購入することはできないんですか?
町田さん:まれに直接弊社から購入したいという方もいるんですが、実際にはPlesk 欧州本社からのみ直接購入ができます。しかし、サポート等が英語という、一気にハードルが高いツールになってしまいますので、僕としては、御社のような昔からPlesk(プレスク)を扱っていて、サポート時のナレッジが多い企業さん経由で利用することをおすすめします!
田:確かに使っていく上で、サポートは大事ですね!^^おすすめしていただいてありがとうございます!!!
みなさん、いかがでしたか?Plesk(プレスク)に関する理解は深められましたでしょうか?私はばっちりです!^^
それでは、また近々お会いしましょう!町田さんもありがとうございました!
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