2022.12.15

[VPS選定術] VPSとサポート

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[VPS選定術] VPSとサポート

VPS(仮想専用サーバー)を選ぶ時、VPSプランの料金やスペック仕様だけで選んでいませんか?カスタマーサポート(以降、サポート)は、VPS上のシステム構築から運用まで、困った時に気軽に相談できる頼もしい味方です。VPSを選ぶ際は、サポート体制がどれだけ充実しているのか、事前に確認しておきましょう。

目次

  1. サポート体制で注視すべきポイント
  2. 有料・無料サポートの有無
  3. 無料サポートの内容
  4. サポート手段(電話、FAX、メール、対面、チャット)
    1. 平日のサポート時間
    2. 土日・祝日のサポート時間
  5. どのレベルのサポートを行ってくれるか
  6. まとめ

サポート体制で注視すべきポイント

VPSのサービス提供事業者によって、サポートの有無やその内容は大きく異なります。コスパの良さを優先してVPSを契約したら、サポート窓口がなく、マニュアルやFAQを参考に自力で問題解決をする羽目に・・・ということも十分ありえます。サポートの有無、手段、対応時間、サポートの範囲など、VPSを契約する前に注視すべきポイントをご紹介します。

有料・無料サポートの有無

VPSのサポートは、家電を購入する際の保証の仕組みに似ています。一般的な保証期間は1-3年ですが、追加料金をお支払いすることで保証の範囲を広げ、保証期間を延長することができます。

VPSのサポートも基本、無料で提供されています。無料であることから、決められた時間内に特定の範囲でサポートするケースが殆どです。

中には、拡張サポートとして、24時間有人対応の有料サポートを提供するVPSもあります。24時間使える専用のトールフリーの電話番号を用意して、夜間や土日祝日も技術サポートを受けられるので、法人を中心に人気を博しています。

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ワンランク上の技術支援を行う法人向け拡張サポート

無料サポートの内容

無料サポートの内容は、とても大切です。契約や請求に関するベーシックな事務的なサポートではなく、ここでは技術的なサポートを指しています。公式サイトにサポートコンテンツとしてマニュアル、ガイド、FAQを公開するスタイルの無料サポートもあれば、同様のサポートコンテンツを公開の上でお問い合わせ窓口を解説し、専任者による丁寧なサポート対応を受けられる無料サポートも。VPS契約者がご自身で問題解決を行えるのであれば前者で問題ありませんが、困った時にサービスに詳しい専任者に相談できる窓口があるのがベターです。プラン料金だけでなく、サポートによる支援体制をきちんとチェックしましょう。

サポート手段(電話、FAX、メール、対面、チャット)

サポートを受けようと連絡する際、連絡手段の種類と使い勝手も注視しましょう。一般的なVPSでは、メール、FAX、AI・ボットによるチャットといった手軽な連絡手段が用意されています。中には、電話窓口(トールフリーナンバーまたは一般の電話番号)を用意して、経験豊かなサポート担当者に相談できるVPSもあります。法人利用であれば、迅速なサポートを受けられる点は大切です。

何度もサポートとの噛みあわないやり取りを繰り返し、問題解決に時間と手間をかけるのは、誰もが避けたいことでしょう。どの手段であれば、ご自身にとって一番便利なのか、考えてみましょう。

平日のサポート時間

平日のサポート時間も大切です。問題を抱えている時、誰もが早期解決を望むでしょう。サポート時間とは、利用者が問い合わせに対するサポートを受けられる時間です。仮にメールで問い合わせたとしましょう。サポート担当者から連絡をもらえるのは、サポート時間内です。サポート時間も各社によって異なりますので、VPS選定時に確認しておきましょう。

土日・祝日、夜間のサポート時間

多くのVPSサービスでは、土日・祝日、夜間のサポートを提供していません。しかし、有料サポートとして、土日・祝日はもちろん、営業時間外の夜間もサポート対応してくれるVPSはあります。システムダウンやトラブル対応を常に求められる立場であれば、営業時間外のサポートの存在は強い味方となるでしょう。

どのレベルのサポートを行ってくれるか

VPSでは、自己責任でサーバー構築から運用まで担う技術力が求められます。そのため、多くのVPSサービスでは、サービス提供事業者が提供する管理画面の操作方法など、ごく初歩的な内容のみをサポート対象にする傾向があります。事業者によっては、初心者向けのサポートを行っている場合もありますし、有料・無料の運用支援サービスを揃えているサービスも。どこまで対応してくれるのか、注視しましょう。

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その他、これらもサポート内容で注視すべきポイントです。

  • ・サポートサイトの利便性
  • ・サポートマニュアル、ガイドの数・質(掲載画像の有無や、丁寧な説明など)
  • ・サポートコンテンツが自分にあっているか(内容の難易度)
  • ・よくある質問、FAQの充実ぶり

まとめ

VPSのサポートは提供事業者によって異なります。有料サポートや支援サービスの有無、無料サポートの内容、対応時間や対応窓口の種類など、目をむけるべき要素は多岐にわたります。VPSを安全かつ上手に長く使い続けるには、プラン料金やスペックだけでなく、こういった困った時に役立つ要素を比較して、自分にあうサービスを選ぶことが重要です。

 

 

この記事を書いた人

クラウド推進チーム

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クラウド推進チームはこの価値を提供するためのチームです。
このブログでは、お客さまにとって有益なクラウド情報を発信してまいります。

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