2017.04.07

LAMPとは?Linuxサーバーの代表的な構成を知ろう

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LAMPの中身は言えますか?

LAMPというIT用語はサーバーシステムWebサービスに欠かせないものです。LAMPとはLinux系のOS(L)、Apache(A)、MySQL(M)、Perl、PHP、Python(P)の頭文字を取ったものです。つまりこれらの組み合わせのことです。つまりLAMPの中身とはこれらのことになります。中身をみて少しでもプログラミングを学習された方ならば、これらは動的なWebコンテンツを作成するためには非常に便利なものばかりと気づくでしょう。
このような頭文字を取ったようなWeb用語は次から次へと出てきますが、1998年にドイツのコンピューター雑誌である「C’t」でM. Kunze氏が提唱したのが始まりと言われ、非常に古い起源を持つ言葉でもあります。しかしいまだにこの言葉がITの世界で使われているということは注目に値します。なぜここまで時代を超えて多くのプログラマーに愛される手法になったのでしょうか?

LAMPはオープンソース

勘の良い方はもう気づかれたかもしれませんが、実はいずれのソフトウェアもオープンソースです。オープンソースとはソースコードを公開して誰でも使用でき、そのプログラム自体も誰もが開発していけるというものでした。

オープンソースであるLAMPを使用することのメリットとして、まずコストがかからないことがあげられ、次に汎用性が高まります。いざとなれば自分のPCで一からサービスを作り上げることも可能です。デメリットとしては保証、サポートがないため、運用の際のリスクが大きく管理者にかなりの負担がかかってしまうことです。

ソフトウェアを変えれば変わります

もちろんLAMPは上にあげたソフトウェア群の省略系にすぎないので、ソフトを一つでも変えれば名前も変わってきます。例えばデータベースをMySQLの代わりにPostgreSQLを使ったとすると、MがPに変わってLAPPとなります。

SQLiteを使ったとするとLASPとなります。また、LAMPのOSをWindowsに変えたなら、LがWに変わりWAMP、MaxOSならLがMに変わりMAMPとも言えます。

またOSにWindowsを使いサーバーはIIS、データべースはSQL サーバーでASP.NETを使ったとすると「WISA」ということになります。

このように自分の使用しているソフト次第で独自の4文字を作り出すことも可能なのです。

これだけ種類があるのにもかかわらずLAMPだけがこれだけ知名度を得ているのは、オープンソースという尊い哲学をリスペクトしているプログラマーがたくさんいて、これらの技術が愛されていることにも帰因しますが、高い汎用性に加えてやはりシステムそれ自体として非常に優れているからでしょう。さらに汎用性の高いLAMPでの開発はWebサービス、サーバー構築のための非常に良い勉強になります。

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