【利用シーン】サーバー運用の仕事を、社内で分担したいときに
こんにちは。GMOクラウドの宇野です。
今回はPleskならではの便利機能である「ユーザー役割」についてご紹介します。
- 連載『Pleskで簡単サーバー運用』のほかの記事はこちら
第1回:バックアップ編 - 第2回:サーバーのリソース利用状況確認編
- 第3回:この記事
Ⅰ.はじめに
サーバー運用者は他人が思うより忙しいものです。 日々のシステム稼働状況確認、ユーザーからの問い合わせへの返答、障害対応、ドキュメント作成などなど・・・。 仕事の大変さのわりに周りからあまり認められていないとお考えの方もいらっしゃると思います。 中には、内容が運用業務とかけ離れており、「これ、僕の仕事・・・?」と思うような業務もあるのではないでしょうか。 社員入社や退職に伴うメールアカウントやメーリングリストの手配、新規ウェブコンテンツ作成のためのデータベースの用意など、 人事ご担当の方やウェブコンテンツ管理者に任せたい仕事を、渋々されている方もいらっしゃるかと思います。
Pleskでは初期設定で最上位権限である「admin」アカウントが作成されますが、[ユーザー役割]機能を使うことにより、特定のユーザーのみにメールアカウントの管理権限だけを与えたり、FTPアカウントやデータベースの管理のみを行えるユーザーを作ることができます。
「上位権限を渡したくない」という理由で、渋々上記のようなお仕事をされていた方は、[ユーザー役割]機能を使い、担当者に仕事を渡すことをご検討されてはいかがでしょうか。
Ⅱ.ユーザー役割機能の設定方法
3.設定したい項目を選択します。
ユーザー役割名 : ユーザー役割として分かりやすい名前を入力します。
Pleskサービスへのアクセス : 作成する役割に対して付与したい権限を選択します。各項目で割り振ることのできる権限の詳細はPleskのガイドに記載があります。必要に応じてご参照ください。
4.[OK]を選択します。
上記を設定すれば特定の権限しか持たないユーザーを作成することが可能です。ユーザー作成の際に[ユーザー役割]から、 今回作成したユーザー役割を選択しましょう。
Ⅲ.おわりに
いかがでしたか?設定はできましたか?今回はユーザー役割機能についてご紹介しましたが、 Pleskはこのような管理に関する機能が豊富にあります。顧客アカウントを発行することで、ユーザーが自由にホスティング設定を行えるようにすることも可能です。 併せてサービスプランを使えばリソース管理も容易になるでしょう。 ホスティング事業者向けの機能となるため、 1社や1案件で1つのサーバーを占有してご利用いただいている場合には使いどころが難しい機能だと思います。 しかし、うまく活用すれば管理者さまのお仕事を減らすことができるでしょう。
※上記は一例であり、お客さまごとのご利用用途を踏まえた内容ではありません。
※ご利用のプランやPleskのライセンス等により、表記や手順が異なる可能性があります。
※上記設定を行ったことによる不都合について弊社では責任を負いかねます。
※上記はご提案であり、管理者さまのお仕事が減ることをお約束するものではございません。