2017.02.06

クラウドサーバーの申し込みからWebサイトの立ち上げまで、一通りやってみた。 【お申込み~仮想サーバー立ち上げ編】

難易度
1
カテゴリー
GMOクラウドを活用しよう!
タグ
ALTUS
Webサーバー

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ご無沙汰しております!田(でん)です(。・ω・。)
しばらくインタビュー記事を書いておりましたが、今回は(ほぼ)自力でサーバーを立ち上げて公開するところまでやってみようと思いますので、ご興味のある方はぜひお付き合いください!

<今回の記事でやりたいこと>
・ALTUS Basicシリーズ(クラウドサーバー)を使ってWebサイトを公開する

Webサイト公開に向けて下記の通り、3回にわたり連載したいと思います。
① お申し込み~仮想サーバー立ち上げ編
② ドメイン取得~レコード設定編
③ サーバー構築~htmlファイルアップロード編

それでは、早速サービスのお申し込みからはじめたいところですが、まずは、ALTUSについて簡単にご紹介しておきます。
ALTUSはGMOクラウドが提供しているクラウドサーバーでBasicシリーズとIsolateシリーズがあります。Basicシリーズはリソースが自在に変更できるので、スモールスタートのサイト適しており、コストメリットも大きいです。IsolateはVPN機能が標準でついており、高セキュア環境の構築に適しています。

今回はテストでWebサイトを公開するだけですので、Basicシリーズを使っていきます。

Ⅰ.ALTUSを申し込む

それでは早速、下記ページからお申し込みしてみます!
https://altus.gmocloud.com/170206_cloud1_src01お申し込みボタンをクリックすると以下の画面がでてきます。当社VPSやレンタルサーバーなど他のサービスをすでに利用している場合は、「すでに他のGMOクラウドサービスを利用中の方」から登録すると、すでに持っているアカウントでALTUSを申し込めるので、管理が楽になります^^

※すでにALTUSをご利用中の方で2つめのアカウントを申し込みたい場合は、「はじめてクラウドサービスを利用する方」よりお申し込みください。
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入力が完了したら、確認画面にて間違いがないかチェックします。ALTUSでは電話認証を行っていますので、直通電話や携帯電話など、直接受け取れる番号を入力して、電話認証を開始します。
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電話で認証コードを確認し、入力後「送信」をします。
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下記画面に切り替わったら、お申し込み完了です!
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それでは、早速管理画面(ALTUSポータル)にアクセスしようと思います。
先ほど登録したメールアドレス宛てにログイン情報が送付されていますので、無くさないよう、控えておきましょう。
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続けて、ALTUSポータルへログインします。
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はじめにどのシリーズの利用を開始するのか「コンソールページ」より選択する必要があります。「アカウント有効化」をすることでサービス利用が開始します。今回はBasicシリーズだけ有効化しますが、全シリーズ有効化ももちろん可能です。また、有効化するだけでは、請求は発生しませんので、ご安心ください。

なお、有効化実施後から14日間無料となりますので、ご注意ください。
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アカウント有効化を押したら、コンソールという表示に変わります。これでBasicシリーズの有効化完了です!
続けてサーバーの作成へ移りたいと思います。


Ⅱ.仮想サーバーの立ち上げ

コンソールボタンからサーバーの設定を行えるコンソール画面が開きますが、今回はコンソール画面よりユーザビリティにこだわった「設定管理」の画面より作業を行います。
少しわかりづらいと思う方もいらっしゃるかと思いますので、コンソール画面と設定管理の違いについてまとめてみました。

<コンソールvs設定管理>
設定管理はUIがわかりやすいのですが、機能が一部限られますので、下記の表で機能をご確認ください。

コンソール 設定管理
■仮想サーバー
-仮想サーバーの新規作成
-起動・停止・再起動
-サイズ変更(リソース)
-削除・復元
-仮想サーバーの編集
-rootパスワードの変更
-アフィニティグループの作成
-仮想サーバーへのアフィニティグループの割り当て
■仮想サーバー
-仮想サーバーの作成
-起動・停止・再起動
-サイズ変更(リソース)
-削除
■セキュリティグループ(ファイアーウォール)
-セキュリティグループの作成
■セキュリティグループ(ファイアーウォール)
-セキュリティグループの作成
-ポリシー追加(任意)
-ポリシー追加(おまかせ)
-ポリシー削除
■グローバルIPアドレス
-新規取得
-スタティックNAT設定(取得済みグローバルIPアドレス)
-スタティックNAT設定(新規グローバルIPアドレス取得)
-削除
■グローバルIPアドレス
-新規取得
-スタティックNAT設定(取得済みグローバルIPアドレス)
-スタティックNAT設定(新規グローバルIPアドレス取得)
-削除
■バックアップ
-仮想サーバースナップショットの取得・削除
-ディスクスナップショットの取得・削除
-定期ディスクスナップショット
■バックアップ
-ディスクスナップショットの取得・削除
■ロードバランサーの設定
■仮想サーバーへのアクセス
-コンソールを利用したアクセス
■ストレージ
-ディスク追加・削除(アタッチ・デタッチ)
-ディスクの拡張
-ディスクのダウンロード・アップロード
■テンプレート
-テンプレートの作成・削除
-テンプレートの編集
-テンプレートの追加・ダウンロード
-ISOイメージのアップロード

それでは、設定管理画面を使ってサーバーを立てていきます。
まずは仮想サーバーを作成したいところですが、先にセキュリティグループを作っておくと後々楽ですので、先にセキュリティグループを作りましょう。
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セキュリティグループでは、ファイアーウォールのルールを決めることができます。今回はWebサイトを公開しますので、必要なポートのみアクセス可能な状態にしておきます。ちなみに初期設定では、全ポートの受信は閉じていて、送信は開いています。

はじめにセキュリティグループに名前をつけます。ご自身がわかりやすいもので問題ありません。
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グループが作成されたら、左メニューの「ファイアーウォール(セキュリティグループ)」をクリックして、具体的なルールを設定します。
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今回はWeb公開用ですので、以下のようにファイアーウォールを設定しました。
【受信】…下記ポートを許可
・SSH(22番ポート)→接続元のIPがわかる場合は、接続元のIPを許可
・http(80)、https(443)→全IP(0.0.0.0/0)開放
※SFTPではなく、FTPを利用する場合は、20,21ポートも自身のIP(接続元)のみ開放の設定をしてください。
【送信】…設定なし(全開放)

設定が完了したら、ポータル画面では以下のように表示されます。
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これでファイアーウォールの設定は完了です。
続けて仮想サーバーを立ち上げていきたいと思います。今回は下記のスペックで作っていきます。
<サーバースペック>
CPU:1コア
メモリ:1GB
ルートディスク:20GB

ちょうど1リソースパック分のスペックですので、サーバーを立てる前に1パック購入しておきます。

リソースパックとは…リソースをあらかじめまとめて購入することで、従量課金よりお得に利用できる料金システムです。
詳しくはこちら>>https://www.gmocloud.com/basic/resource/

「契約管理」からリソースパックの購入ができます。
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購入が完了したら、「設定管理」へ移動してサーバーの作成を行っていきたいと思います。
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リソースパックや従量課金で利用する場合は、リソースパックサーバーを選択します。
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続けてどのような内容で作成するか入力していきます。

■名前…ご自身が管理しやすいものにします。
※半角英数字とハイフンのみ利用可能、最長63文字です。先頭と末尾にはハイフンが使えません。また数字ではじめる名前も作成できませんので、ご注意ください。
■テンプレート:利用したいものを選択します。今回はWeb利用ですので、Apacheがあらかじめインストールされている「LAMP」が記載されている下記テンプレートを選択しました。
CentOS 6.5 LAMP 64bit_20160307

ちなみにLAMPと記載されているものは下記のものがインストールされています。
L…Linux、A…Apache(Webサーバー)、M…MariaDB,MySQL、P…PHP,Perl,Python
※Pleskを利用する場合は、Pleskが記載されているテンプレートを選択する必要があります。
■サーバープラン:Custom Serverを選択します。m1.○○のものはAWSのプランと互換性のあるものとなります。
■セキュリティグループ:先ほど作ったものを選択します。
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作成が完了しましたら、下記画面になります。
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rootパスワードが記載されていますので、控えた後に閉じるボタンを押します。
この画面を閉じた後は、セキュリティ上rootパスワードを再度確認することができませんので、ご注意ください。万が一忘れてしまった場合は、rootパスワードの変更を行う必要があります。
rootパスワードの変更方法はこちら▼
https://support.gmocloud.com/pf/guide/basic/console/root.html

これで仮想サーバーの作成は完了ですが、今回はWebサイトを公開しますので、作成したサーバーにグローバルIPアドレスを割り当てたいと思います。

「設定管理」画面にてIPアドレスを割り当てることができます。
先ほど作成した仮想サーバーの「IPアドレス」をクリックします。
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クリックしたら以下の画面が表示されますので、「新規グローバルIPアドレスを取得」を選択した状態で「追加する」をクリックします。
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下記に画面が切り替わったら、グローバルIPアドレスの割り当て完了です!
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お疲れさまでした!仮想サーバーの立ち上げはこれで完了です!
次回は、ドメインの取得を行いたいと思いますので、また近々お会いしましょう (・∀・)♪

この記事を書いた人

田(でん) GMOグローバルサイン・HD

2012年に総合職として入社後、お客様サービス部や技術部に所属し、
多くの時間を技術関連の部署で過ごしてきました。
これまで培ってきた知識を、マーケティング業務に生かしてまいります!
プライベートでは、音楽をやったり、webデザイン(html,css,jQueryなど)の勉強をしたりしています(。・ω・。)

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