2025.04.03

SATAとは?SASとは?違いについて分かりやすくご紹介

難易度
1
カテゴリー
用語辞典

SATAとはSASとは

ITベンダーからのサーバーの見積書で目にすることの多い「SATA」「SAS」と言う表記。これはサーバーそのものではなく、サーバーにハードディスクやSSDなどを接続する規格ですが、このふたつにはどのような違いがあるのでしょうか。

インターフェースとは?

「インターフェース」とは、モノと人、モノとモノでデータをやりとりするための境界のことを指します。インターフェースは以下の通り大別されます。
・ハードウェアインターフェース:ハードウェア同士をつなぐコネクタや通信規格
・ソフトウェアインターフェース:ソフトウェア同士をつなぐ通信規格
・ユーザーインターフェース:人とハードウェアやソフトウェアをつなぐ画面やキーボード、マウスなど
インターフェースでは、データをやりとりするための規格に従って通信を行います。この規格があるからこそ、違うメーカーが作ったものを同じように接続することができるのです。

ハードウェアインターフェースには、
・ネットワークを介さずパソコンやサーバーとハードディスクをじかに接続するSATAやSASなど
・ネットワークでハードディスクをサーバーと接続するFCやNASなど
・マウスやキーボードをパソコンやサーバーと接続するUSBなど
があります。

SATAとは?

SATA(Serial ATA)は、パソコンの内臓ハードディスクの接続にも採用される規格で、米インテル社などが設立したSerial ATA Working Groupが策定しました。
もともとはATA(パラレルATA)という規格でしたが、複数の信号線(パラレル接続)でデータ転送するために信号のずれが生じるという問題があり、性能向上に限界がありました。
そこで、登場したのがシリアル接続のシンプルなデータ転送で高速な転送速度を実現したSATAのバージョン1.0です。このバージョンの転送速度が1.5Gbpsで、その後3Gbps、6Gbpsと性能速度を向上させました。SATAはもともとパソコン用のハードディスクの接続に使用されてきましたが、転送速度が向上したためエントリーモデルのサーバーのハードディスクなどにも採用されるようになりました。

SASとは?

SAS(Serial Attached SCSI)は、SCSI Trade Association(STA)によって策定されたものでSCSI規格のひとつです。SCSIはSATAと同じようにもともとパラレル接続していましたが、2000年にSATAが策定された流れを受けて、2003年シリアルで接続してSATAとも互換性のあるSAS-1を策定しました。SAS-1のデータ転送速度は3Gbpsで、その後6Gbps、12Gbpsと進化していき、今後最新バージョンである24G bpsの製品が発売される予定です。

SATAとSASの違いとは?

SATAとSASの違い

SATAとSASにはどのような違いがあるのでしょうか。
SATAはパソコンに代表されるようにひとりのユーザーからアクセスされる想定で、SASは複数のユーザーと複数のサーバーからアクセスされる想定となっています。このように想定されている用途に違いがあるため、信頼性や処理量の面で差があります。例えば、SATAはデータを一方的に送信しますが、SASは相手の状態を確認しながら送信するため、送信データの精度が高くなります。また、SATAは送信と受信を切り替えますが、SASは送信と受信を同時に行うことができるため、処理量が向上します。

SATAはシンプルな設計のため、コストパフォーマンスがよく、重要度の低いデータの大量蓄積に向いています。SASは高価ですが転送速度が速く、信頼性が高いため、仮想環境や基幹業務のデータベースなどに使用するのに向いています。SATAとSASは規格に違いがあるものの互換性があるため、管理者は用途に応じて自由に選べるようになっています。

SATAとSASについてまとめると以下の通りになります。
・SATAとSASはPCやサーバーとハードディスクをつなぐ通信の規格である
・SATAとSASは処理能力向上のためにパラレル接続→シリアル接続の道をたどり、バージョンを重ねるごとに処理能力が上がっていった
・SATAはコストパフォーマンスがより高く、SASは信頼性がより高い
・SATAとSASは互換性があるため、用途に応じて選べる
予算を考慮しながら用途に応じて選んでいきましょう。

この記事を書いた人

クラウド推進チーム

GMOグローバルサイン・HDがお客さまに提供する価値は『コトをITで変えていく。』です。
クラウド推進チームはこの価値を提供するためのチームです。
このブログでは、お客さまにとって有益なクラウド情報を発信してまいります。

GMOクラウドアカデミーYouTubeチャンネルはこちらから

アカデミー用バナー

メルマガ会員募集中!

アカデミーの最新情報や会員限定のお得な情報をお届けします。

メルマガ登録はこちら