Firebase の利用料をクレジットカードではなく、銀行振込でお支払いする方法をご紹介します。Google Cloud のお支払いは、請求代行サービスがおすすめです。
1. Firebase とは?
Firebase は、Google が提供する mBaaS(※1)で、高信頼なモバイル開発プラットフォームです。Google Cloud(※2)のサービスのひとつであり、モバイル向けアプリケーションを迅速かつ容易に開発できるようになる点が人気です。
※1 mBaaS(mobile Backend as a Service)は、スマートフォン向けアプリケーションで広く活用されているクラウドベースのプラットフォームです。開発者はバックエンド処理のためのサーバーを設置・運用することなく、クラウドを通じて、スマートフォン向けアプリケーションが必要とする汎用的な機能を利用できます。人気のあるmBaaSとして、AWS Mobile Hub、Firebaseなどがあげられます。
※2 Google Cloud とは、Google がクラウド上で提供するコンピューティング サービスです。
2. Firebase のご利用方法
法人が Firebase を利用する方法は、2種類あります。
- (1)Firebase を提供する Google と直接契約する方法
- (2)Google Cloud パートナーと契約する方法
それぞれの方法を見てみましょう。
(1)Firebase を提供する Google と直接契約する方法
Firebase を始めるには、Firebase の公式サイトから新しい Firebase プロジェクトを作成して利用します。この際、実際に作成されるのは、Google Cloud プロジェクトです。
または、Google Cloud の公式サイトから、Google Cloud プロジェクトを立ち上げます。そして、Firebase を追加することもできます。
いずれも、国内向けのサービス提供事業者である Google (グーグル合同会社)との直接契約となります。Firebase を含む Google Cloud の直接契約について、詳細はこちらの記事「Google Cloud 直接契約とは?」をどうぞ。
▼ Google Cloud 直接契約とは?
https://academy.gmocloud.com/google-cloud/20220714/15345
(2)Google Cloud パートナーと契約する方法
法人限定となりますが、Google ではなく、Google が認定する Google Cloud のパートナーと契約して、Firebase を利用することができます。多くの場合、初期費用、手数料0円と追加コストはかかりません。
▼ 引用
"Google Cloud パートナー(Google Cloud Partner)とは、エコシステムを支えるパートナープログラム(Google Cloud Partner Advantage)が定める基準を満たし、正式にパートナー認定を受けた法人を指します。"
CloudCREW byGMO、Google Cloud パートナーとは?[Google Cloud 請求代行入門]
Google Cloud パートナーの中で、Google Cloud 請求代行サービスを提供する事業者を探すと良いでしょう。Google でキーワード「Google Cloud 請求代行」で検索すると、Google Cloud パートナーの公式サイトが出てきます。当社が運営するCloudCREW byGMOの公式サイトは、検索結果の一番上に表示されています(2023年5月20日時点、広告を除く)。
なぜ Google Cloud パートナー経由の契約方法が人気かというと、銀行振込によるお支払いができるからです。
まず、Firebase のお支払い方法を見てみましょう。
3. Firebase のお支払い方法
Google Cloud を直接契約して、Firebase の従量課金制プランを利用した場合、お支払い方法はクレジットカードまたはデビットカードとなります。Visa、Mastercard、American Express などの主要クレジットカードによるお支払いとなります。
法人やパブリックセクターが Firebase を利用する場合、クレジットカードによるお支払いは、以下の理由で敬遠されがちです。
- ・クレジットカードの上限額、有効期限日などに注意して利用する必要がある
- ・領収書が発行されないので、利用明細書などで代用する必要がある
- ・法人クレジットカードの場合、事前に利用申請など社内手続きや経理との調整などが必要となる場合がある
- ・一般的な支払いサイトで請求書払いができない
- ・官公庁、地方自治体といった行政機関、大学などの教育機関、公共保険機関、非営利組織といったパブリックセクター(公共部門)では、お支払い方法を銀行振込に限定する場合がある
4. Firebase を銀行振込でお支払いする方法
前述の通り、クレジットカードのデメリットを回避したいといった事情から、昨今法人から注目を集めているのが、Google Cloud 請求代行サービスと呼ばれるサービスです。Google Cloud のパートナー経由で Google Cloud請求代行サービスを契約して、Firebase を利用できるようになります。そして、このサービスによって、Firebase のお支払い方法として「銀行振込」を選べるようになります。
Google Cloud のパートナーであるCloudCREW byGMOと契約する場合、Firebase の利用月の翌月に日本円建て請求書を発行します。利用月の翌々月末までに銀行振込で指定の邦銀口座へお支払いするだけです。
5. まとめ
Google が提供する mBaaSである Firebase を利用するには、Google と直接契約する方法とは別に、Google Cloud パートナー経由で契約する方法があります。Google Cloud パートナーが提供する Google Cloud 請求代行サービスを利用することで、Firebase の利用料を銀行振込による請求書払いできるようになります。法人限定ですが、従来のクレジットカードによるお支払い方法を避け、一般的なお支払い方法である銀行振込で支払うことができます。
Google Cloud パートナーである当社が運営する「CloudCREW byGMO」では、初期費用0円、月額費用0円で Firebase を銀行振込でお支払いできる「Google Cloud 請求代行サービス」をご用意しています。
Google Cloud 請求代行サービスに興味がある方は、対面/電話による無料相談窓口や詳しいサービス資料をご用意していますので、お気軽にご相談ください。
- 参考文献:
- 監修
- GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が運営するCloudCREW byGMOでご紹介する記事は、AWS、Google Cloud など主要クラウドの認定資格を有するエンジニアによって監修されています。