個人事業主や中小企業の多くが導入しているオンラインストレージ(クラウドサービス)。しかし、数あるサービスの中でどれを選ぶべきかお悩みの方は非常に多いかと思います。本記事では、オンラインストレージ(クラウドサービス)の選び方や個人・法人向けのおすすめのサービスをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
オンラインストレージ(クラウドサービス)を活用したデータ保存のメリット
オンラインストレージ(クラウドサービス)を活用したデータ保存には、次のような3つの大きなメリットがあります。
- ・どこでもデータ共有・共同編集が可能
- ・データ管理・運用工数を削減
- ・無料あるいは低コストで導入できる
それぞれのメリットについて、詳しく解説します。
メリット1.どこでもデータ共有・共同編集が可能
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、インターネット上にさまざまなデータをリアルタイムに保存できることが最大の特徴です。インターネット環境があれば、どこでも必要なときにデータの共有や共同編集ができます。
例えば、会社で作成したデータをオンラインストレージ上にアップロードしておけば、外出先からもデータの閲覧や編集ができ、複数人で共有しておけば共同編集も簡単にできます。
また、パソコンやタブレット、スマホなどさまざまなデバイス(端末)に対応しているサービスも多く、異なるデバイス間でもデータ共有できることもメリットの1つです。
メリット2.データ管理・運用工数を削減
オンラインストレージ(クラウドサービス)を利用すれば、自社サーバーや大容量の外部ストレージを持つ必要もなく、データ管理や運用工数も削減できます。
インターネット上でリアルタイムに更新内容を共有できるためデータの受け渡し作業も不要で、新しいデータは自動的にバックアップ保存も可能です。
また、特定のデバイス上にデータを置かないため、機器の故障によるデータ紛失のリスクも軽減でき、古くなったデバイスを新しく買い替える際にもデータ引っ越しの手間が省けます。
災害など予期せぬトラブルが発生しても物理的影響を受けにくいため、大切なデータを安心して保管できます。
メリット3.無料あるいは低コストで導入できる
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、自社サーバーや大容量の外部ストレージを購入する必要がないため、低コストで導入できます。プランによっては、無料から始められるサービスもあります。
自社でサーバーを購入する場合、少なくとも数十万円の初期費用がかかります。また、定期的なメンテナンスやセキュリティ対策なども含めると、毎月の運用コストも割高になりやすいです。
しかし、オンラインストレージは無料や低価格のプランから始められるものが多く、初期費用を最小限に抑えられます。必要に応じて、プランの見直しができるのも特長です。
【個人向け】オンラインストレージ(クラウドサービス)の選び方
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、導入コストや保存容量・機能性などをよく比較し、自分にあったものを選ぶことが大切です。まず、個人事業主の方であれば、次の2つのポイントを確認してオンラインストレージを選ぶとよいでしょう。
- ・無料かつ保存容量が大きい
- ・使用中のサービスとの連携が取りやすい
以下に、詳しく解説します。
選び方1.無料かつ保存容量が大きい
個人で使うなら、初期費用や月額料金が無料で、使える保存容量ができるだけ大きいオンラインストレージ(クラウドサービス)を選ぶことをおすすめします。
オンラインストレージの多くは、無料プランと有料プランがあり、個人事業主の場合は無料プランを使えることが多いです。無料プランで使える保存容量は、サービスによりますが5GB~10GB程度となります。
簡単なデータのやり取りやファイルの共有であれば、10GBもあれば十分です。無料プランの保存容量を最大限活用し、できるだけ余計なコストは削減しましょう。
選び方2.使用中のサービスとの連携が取りやすい
GoogleやApple、Windowsなど、自分が普段使っているサービスやアプリケーションと連携を取りやすいオンラインストレージ(クラウドサービス)を選ぶことも大切なポイントです。
例えば、Google系のサービスなら「Googleドライブ」、iPhoneやMacを使っているなら「iCloud Drive」など、連携が取りやすいサービスを選ぶことで、自動バックアップや異なるデバイス間での同期もスムーズにできます。
【法人向け】オンラインストレージ(クラウドサービス)の選び方
組織や企業など法人で使うなら、料金や保存容量に加え、セキュリティ対策や機能面でも優れたオンラインストレージ(クラウドサービス)を選ぶことをおすすめします。
次のようなポイントを確認して選ぶとよいでしょう。
- ・2段階認証などセキュリティ性が高い
- ・ログ管理ができる
- ・データ保全性が高い
以下に、詳しく解説します。
選び方1.2段階認証などセキュリティ性が高い
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、インターネット上にデータを保存する特性上、セキュリティ対策を講じないと、ハッキングや不正アクセス、情報漏えいなどのトラブルを起こす恐れがあります。
法人で使う場合、社内文書や取引先情報など機密性の高い情報を扱うことが多いため、セキュリティ対策に強いオンラインストレージを選ぶことは必須です。
2段階認証やデータの暗号化通信、不正アクセス対策などのセキュリティ対策機能が実装されたサービスを選びましょう。
選び方2.ログ管理ができる
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、セキュリティ対策によって未然にトラブルを防ぐことが最優先ですが、万が一不正アクセスや情報漏えいなどが起こった場合にも早急に対応できる危機管理が必要です。
ログ管理機能があれば、社内の管理者がコンソール画面を通して、誰が、いつ、どのデータにアクセスしていたかを正確に把握することができます。
ログ管理には「認証ログ」「アクセスログ」「操作ログ」など複数の種類があるので、使いたいオンラインストレージがどこまで対応できるのかを事前にチェックしておきましょう。
<ログ管理の主な種類>
- ・認証ログ…誰が、いつ、ログインを試みたのかの記録
- ・アクセスログ…誰が、いつ、どこにアクセスしたかの記録
- ・操作ログ…誰が、いつ、何を、どのように操作したかの記録
選び方3.データ保全性が高い
オンラインストレージ(クラウドサービス)はインターネット上にデータを保存しているため、自社デバイスの故障やトラブルが起きても物理的影響を受けにくく、データを保全しやすいのが一つの特長です。
しかし、オンラインストレージの運営会社自体に何らかのトラブルや災害が発生した場合には、そこに保存しているデータが破壊または消失してしまうリスクもあります。
このようなリスクを最小限に抑えるためにも、次のようなオンラインストレージを選ぶことをおすすめします。
- ・過去に大規模なシステム障害やサーバーダウンなどのトラブルを起こしていない
- ・地理的に離れた複数拠点にバックアップを保存している
- ・エラーやトラブルが起こっても運営会社がすぐにサポート対応してくれる
【個人向け】おすすめオンラインストレージ(クラウドサービス)比較
それではさっそく、個人事業主の方におすすめのオンラインストレージ(クラウドサービス)を厳選して5つご紹介します。
まず、今回ご紹介する5つのサービスについて、見やすく一覧表でまとめてみたので、ご参考にしてください。
サービス | プラン | 特徴 |
---|---|---|
Googleドライブ | 15GB:無料 100GB:250円 200GB:380円 2TB:1,300円 |
無料で使える保存容量が大きく、Google系サービスとの連携もスムーズ |
OneDrive | 5GB:無料 100GB:229円 1TB:1,284円(個人用) 6TB:1,850円(最大6人、1人あたり1TBまで) |
Windowsとの相性がよく、Office系アプリとの連携もスムーズ |
iCloud Drive | 5GB:無料 50GB:130円 200GB:400円 2TB:1,300円 |
Apple系製品との相性がよい |
Dropbox | 2GB:無料 2TB:1,650円(個人用) 2TB:2,750円(最大6人まで) 3TB:2,640円(個人事業主向け) |
便利な拡張機能が多い |
box | 10GB:無料 100GB:1,320円 100GB:1人あたり605円(3~10人のチーム向け) |
セキュリティ対策機能が高い |
以下に、サービスごとの特徴や料金プラン、おすすめポイントなどを詳しく解説します。
Googleドライブ
※画像参照:個人向けのクラウド ストレージおよびファイル共有プラットフォーム - Google
Googleドライブの主な個人向けプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金(※) |
---|---|---|
無料 | 15GB | 無料 |
ベーシック | 100GB | 250円 |
スタンダード | 200GB | 380円 |
プレミアム | 2TB | 1,300円 |
※年額払いだと最大17%オフ
Googleドライブは、Googleが提供しているオンラインストレージ(クラウドサービス)で、世界中で10億人以上のユーザーに利用されています。
最大の特徴は、無料プランでも15GBと余裕のある保存容量を使えることです。Googleアカウントがあれば誰でも簡単に始められ、パソコンやタブレット・スマホのデバイスを問わず幅広く利用できます。
また「Google ドキュメント」や「Google スプレッドシート」などで作成したデータも自動的にGoogleドライブ上に保存され、複数ユーザーとの共有やリアルタイムでの共同編集も可能です。
Googleのデータセンターはセキュリティレベルが高いことで知られており、2段階認証によるログインにも対応しています。
有料プランを含めても抜群のコストパフォーマンスを誇っており、GoogleユーザーならGoogleドライブが最もおすすめです。
OneDrive
※画像参照:個人用のクラウド ストレージ - Microsoft OneDrive
OneDriveの主な個人向けプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金(※) |
---|---|---|
OneDrive Basic | 5GB | 無料 |
OneDrive Standalone | 100GB | 229円 |
Microsoft 365 Personal | 1TB | 1,284円 |
Microsoft 365 Family(最大6人) | 6TB(1人あたり最大1TB) | 1,850円 |
※年額払いによる割引料金あり
OneDriveは、Microsoftが提供しているオンラインストレージ(クラウドサービス)で、個人・法人向けに豊富なプランが用意されているのが特徴です(上記の表では主に個人向けプランを記載)。
Windowsパソコンとの相性が抜群で、標準のエクスプローラーと同じように、デスクトップ上のフォルダーにファイルを移すだけで自動的にOneDrive上にアップロードできます。
WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Officeのアプリケーションとの連携もスムーズで、編集したファイルをそのまま直接OneDriveにアップロードすることも簡単です。タブレットやスマホなど複数デバイスでも利用できます。
セキュリティ対策は、Microsoft 365 Personal以上のプランだと、共有リンクにパスワードや有効期限の設定が可能です。
Windowsユーザーなら、OneDriveを上手く活用することで作業の効率アップにもつながります。
iCloud Drive
※画像参照:iCloud
iCloud Driveの個人向けプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金(※) |
---|---|---|
無料 | 5GB | 無料 |
iCloud+ 50 GB | 50GB | 130円 |
iCloud+ 200 GB | 200GB | 400円 |
iCloud+ 2 TB | 2TB | 1,300円 |
iCloud Driveは、Appleが提供しているオンラインストレージ(クラウドサービス)で、iPhoneやiPad、MacなどApple製品のユーザーに多く利用されているサービスです。
Apple IDでサインインすれば、誰でも簡単に始められます。無料プランは5GBと容量が小さいですが、低料金で容量を追加できるのでニーズに合わせて使用できるメリットがあります。
セキュリティ面では、保存したデータが暗号化されるため強固ですが、トラブル防止のために定期的なバックアップが推奨されています。
Appleユーザーなら、MacやiPhoneなど複数デバイスで簡単に共有・同期できるiCloud Driveが使いやすくおすすめです。
Dropbox
※画像参照:dropbox.com
Dropboxの主な個人向けプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金(※) |
---|---|---|
無料 | 2GB | 無料 |
Plus(個人向け) | 2TB | 1,650円 |
Family(家族向け・最大6人) | 2TB | 2,750円 |
Professional(個人事業主向け) | 3TB | 2,640円 |
※年額払いによる割引料金あり
Dropboxは、2008年に公開されたオンラインストレージ(クラウドサービス)で、世界で6億人以上のユーザーに利用されている人気の高いサービスです。
WindowsやMacなど多様なデバイスに対応しており、Dropboxの専用フォルダーにファイルを入れるだけで簡単にデータの共有・同期ができます。
メールや各種アプリケーションと連携できる豊富な拡張機能もそろっており、上手く活用すれば格段に作業効率が高められます。
セキュリティ対策は、フォルダの共有範囲やユーザーの権限などを細かく設定でき、共有リンクのパスワードや有効期限の設定も可能です。
また、デバイスの盗難や紛失時にも、「遠隔削除」で失ったデバイスにあるDropboxのデータをすべて消去でき、安全なデバイスからのみアクセスができます。
box
※画像参照:Box — セキュアなクラウドコンテンツ管理、ワークフロー、コラボレーション
boxの主な個人向けプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金(※) |
---|---|---|
Individual | 10GB | 無料 |
Personal Pro | 100GB | 1,320円 |
Business Starter(3~10人のチーム向けプラン) | 100GB | 605円/ユーザー |
※年額払いによる割引料金あり
boxは、世界10万社以上で利用されているオンラインストレージ(クラウドサービス)で、金融機関でも多く利用されるほどセキュリティ面で高く評価されているサービスです。
個人向けプランは他のサービスに比べて種類が少ないですが、無料プランでも10GBの容量が使えるのが便利で、1500以上のアプリケーションと連携できるなど高い機能性も持っています。
セキュリティ対策でも、共有リンクのパスワードや有効期限の設定、7段階のユーザー権限設定、データの暗号化など他のサービスにない豊富な機能がそろっています。
【法人向け】おすすめオンラインストレージ(クラウドサービス)比較
次に、法人向けのおすすめのオンラインストレージ(クラウドサービス)を厳選して4つご紹介します。
今回ご紹介する4つのサービスについて、見やすく一覧表でまとめてみたので、ご参考にしてください。
サービス | プラン | データを守る主な機能 |
---|---|---|
コワークストレージ | 容量:100GB~3TB ユーザー数:1~50人 月額:2,750~39,600円 |
・2段階認証 ・アクセス権限設定 ・データ暗号化 ・ログ管理・分析 ・自動バックアップ |
DirectCloud | 容量:500GB~30TB ユーザー数:無制限 月額:33,000~330,000円 |
・2段階認証 ・アクセス権限設定 ・データ暗号化 ・ログ管理・分析 ・ウイルス対策 |
Cmosy(クモシィ) | 容量:Googleドライブの容量に準拠 ユーザー数:5人~要問い合わせ 月額:1ユーザーあたり550円~要問い合わせ |
・アクセス権限設定 ・共有リンクのセキュリティ強化 ・送受信ログ管理 |
KDDIファイルストレージ | 容量:10GB~1TB ユーザー数:1~5000人 月額:①ID単位コース:1IDあたり330円 ②容量単位コース:76,780~660,000円 |
・アクセス権限設定 ・データ暗号化 ・ログ管理 ・ワンタイム共有機能 ・ウイルス対策 |
以下に、サービスごとの特徴や料金プラン、おすすめポイントなどを詳しく解説します。
コワークストレージ
※画像参照:コワークストレージ-NTT東日本のクラウドストレージ|サービス|法人のお客さま|NTT東日本
コワークストレージのプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金(※) |
---|---|---|
スタート | 100GB(最大5人まで) | 2,750円 |
スタンダード | 1TB(最大10人まで) | 6,600円 |
アドバンスト | 3TB(最大30人まで) | 23,100円 |
プロフェッショナル | 5TB(最大50人まで) | 39,600円 |
※ユーザー数や保存容量はオプションで追加可能
コワークストレージは、NTT東日本が提供するオンラインストレージ(クラウドサービス)で、「中小企業の悩み」をもとに操作性・安全性が改良された次世代型ストレージサービスです。
パソコンのローカルフォルダと同じ感覚で使え、専用フォルダにファイルを移すだけで簡単にファイル共有ができます。専用フォルダは「社内共有」「個人用」「外部共有」の3種類があり、目的に応じた使い分けが可能です。
セキュリティ対策は、細かなユーザー権限やアクセス権限の設定、SMSによる2段階認証、高度なデータ暗号化技術、ログ管理機能などが各種そろっています。
物理的損失に備え、保存したデータは異なる複数のデータセンターで自動複製されるため、安心して利用できます。
DirectCloud
※画像参照:法人向けクラウドストレージ DirectCloud
DirectCloudのプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金(※) |
---|---|---|
スタンダード | 500GB | 33,000円 |
アドバンスド | 1TB | 55,000円 |
ビジネス | 3TB | 99,000円 |
プレミアム | 10TB | 198,000円 |
エンタープライズ | 30TB | 330,000円 |
※ユーザー数はいずれも無制限
DirectCloudは、ユーザー数無制限で使用できる国産の法人向けオンラインストレージ(クラウドサービス)です。
中小企業から大企業まで1700社以上に導入され、他社サービスに比べ、ユーザー数と保存容量の大きさに優れています。最大10GBまでのファイルを高速アップロードできるため、大容量データを扱う企業にもおすすめです。
セキュリティ対策には、アクセス制限やリンク共有の権限管理、162種類にもわたるログ監視などの機能があります。
日本国内のデータセンターを利用し、99.95%という高い稼働率を実現しており、データの保全性も高いのが特徴です。
Cmosy
※画像参照:Cmosy(クモシィ) | Googleドライブの機能や制限を拡張するGoogleWorkspace拡張サービス
Cmosy(クモシィ)のプランは以下の通りです。
プラン | 月額料金 |
---|---|
ライト(10人~) | 550円/ユーザー |
スタンダード(10人~) | 1,650円/ユーザー |
ビジネス(50人~) | 2,200円/ユーザー |
プロフェッショナル(5人~) | 要問い合わせ |
※スタンダード・ビジネスプランは100人以上の利用で割引料金あり(容量はGoogleドライブに準拠する)
Cmosyは、Googleドライブにセキュリティ・管理機能を追加することで、オンラインストレージ(クラウドサービス)としての機能を向上させるGoogleドライブ拡張サービスです。
共有リンクのパスワード設定/ダウンロード回数制限/有効期限設定やファイル送受信ログの永年保管、共有ドライブの細かな管理機能など、Googleドライブを安全かつ効率的に使うための機能が多く搭載されています。
オンラインストレージとして人気の高いGoogleドライブを法人向けのパワフルなツールとして活用したい中小企業におすすめのサービスです。
KDDIファイルストレージ
※画像参照:KDDI ファイルストレージ クラウド(SaaS)/ファイル共有・PPAP対策 | サービス | 法人・ビジネス向け | KDDI株式会社
KDDIファイルストレージのプランは以下の通りです。
プラン | 容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ID単位コース | 10GB/ID | 330円/ID |
容量単位コース 10GBプラン | 10GB(最大300ID) | 76,780円 |
容量単位コース 100GBプラン | 100GB(最大1000ID) | 198,000円 |
容量単位コース 1TBプラン | 1TB(最大5000ID) | 660,000円 |
KDDIファイルストレージは、KDDIが提供しているオンラインストレージ(クラウドサービス)で、「簡単」「安全」「低価格」をコンセプトに運営されています。
ファイルのワンタイム共有機能により、ランダムな公開URLを発行することで、アカウントのない社外ユーザーにも安全にデータを送信できます。
端末認証やデータ暗号化、ログ管理、ウイルスチェックなどセキュリティ対策機能もあり、長年運用実績のある国内のKDDIデータセンターで安全にデータを保管します。
初期費用なしで、1IDからの契約も可能。WindowsやMacなどのOSや使用デバイスを問わず、さまざまなビジネスシーンで利用できるサービスです。
オンラインストレージ(クラウドサービス)の導入時の注意点
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、社内外におけるデータ共有や作業効率化を促進する便利なツールですが、導入時には注意すべきポイントがあります。
大きくは次の3点です。
- ・セキュリティの品質に限界がある
- ・カスタマイズ性が低い
- ・教育コストがかかる場合が多い
これらを正しく知っておかないと、思わぬトラブルに陥る可能性もありますので気をつけましょう。以下に、詳しく解説します。
注意点1.セキュリティ品質に限界がある
情報漏えいや不正アクセス、ウイルス感染、データの破壊・紛失など、オンラインストレージ(クラウドサービス)にはさまざまなリスクが伴います。
これらのセキュリティ対策を強化するために、サービスによって次のようなさまざまな機能が提供されています。
- ・アクセス制限
- ・2段階認証
- ・ユーザー権限設定
- ・ログ管理
- ・ウイルス検出
- ・自動複数バックアップ
しかし、すべての企業に万全な対策というのはあり得ません。なぜなら、企業によってデータを扱う環境や仕事での用途、必要な安全対策はそれぞれ異なるためです。
セキュリティの問題は、企業の信頼性にかかわります。扱うデータの機密性や用途などに応じて、十分な品質を確保できるサービスを選ぶことが重要です。
注意点2.カスタマイズ性が低い
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、使用できる環境や保存容量、機能性などがサービスによって決まっており、自由にカスタマイズできないのが大きなデメリットです。
それぞれのサービスには特長や強みがあり、それらを比較しながら自社のニーズにマッチするものを選ぶことが求められます。
事前の打ち合わせや試験運用(トライアル)などを通して、導入時の効果や課題などをよく確認してから本格運用を始めることをおすすめします。
また、ユーザー数や保存容量などを拡張・縮小したいときに柔軟に対応してくれるサービスであるかどうかも要チェックです。
注意点3.教育コストがかかる場合が多い
オンラインストレージ(クラウドサービス)は、そのサービスそれぞれのUIを持っていることが多いです。企業での導入時には、操作など社員への教育を実施することが必要となります。
また、マニュアルの整備も必要となり、操作に関する問い合わせなども見えづらい教育コストとして発生することがあります。
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メリット1.アクセス制限の制御が可能なクラウドストレージ
アクセス方法として、https通信ではなく、VPN(仮想専用線)を利用しているため、専用ルーターを設置した拠点、または、専用ソフトをインストールしたPCなどのデバイスでのみ使用することができます。そのため、セキュリティ性も極めて高く、安心して利用することが可能です。
さらに、社内でActiveDirectoryアクティブディレクトリのような仕掛けを用いている場合、その認証システムと連携することで、アクセス権を含めた管理も容易です。
メリット2.容量はカスタマイズ自由!2TBまでのデータ容量を低予算でご提供
保存容量は1GBから2TBまでのサイズを自由に選べます。固定サイズの仮想サーバーと容量を自由に変更できる仮想サーバーを柔軟に組み合わせることで、高いカスタマイズ性を実現しています。
高いカスタマイズ性でありながら、初期設定から、監視・復旧にいたるまで代行してくれるので、ユーザーへの負担が少ないのも特長です。
さらに、1ユーザー約1,280円(税込)/月と、低予算でオンラインストレージを導入できます。
メリット3.社内利用時と変わらない操作感で教育コストなし
オンラインストレージの多くは、専用のUIやソフトを必要とするものが多く、実際に活用するためには、使い方に習熟する必要があります。マニュアル整備や勉強会など、導入時の教育コストも少なくありません。
ファイル執事 byGMOは、元々社内で利用していたファイルサーバーと同様の使い方ができるため、導入した瞬間から、誰でも簡便に使えるUIとなっていることから追加での教育が不要です。
メリット4.無料デモ環境を提供
ファイル執事 byGMOでは、無料で利用できるデモ環境を提供しています。試験運用で使いやすさや機能を体験して本格運用できるため、初めてオンラインストレージ(クラウドサービス)を導入する企業にもおすすめです。
また、電話やメール・FAXによるお問い合わせ窓口を設け、24時間365日の有人サポート体制は顧客からの評価も高く、トラブル発生時も早急に対応できます。
デモ環境は以下フォームより受け付けています。
https://form.gmocloud.com/fileserver/contact/
まとめ
オンラインストレージ(クラウドサービス)はこれからさまざまなビジネスシーンでの活用が期待されています。それだけに、使いやすさや機能性、セキュリティの高さなどを総合的にチェックして自社にあったサービスを選ぶことが大切です。
高いセキュリティや高いカスタマイズ性のオンラインストレージを探されている方は、「ファイル執事 byGMO」をおすすめします。