みなさま、ご無沙汰しております。田(でん)です!
先日シンガポールで開催されたPleskパートナーデイに参加させていただきました!そこでは、普段聞けないようなPleskにまつわる話や普段なかなかお会いできないPlesk社の方々にお会いすることができました!
今回は、Plesk最新版Obsidian(オブシディアン)とGMOクラウド専用のバンドル版ライセンスのリリースを記念して、イベント期間中にPlesk社の開発最高責任者Jan Loefflerさんと営業最高責任者Markus Gallerさんにお時間をいただき、お話を伺ってきました!
※本記事のインタビュー内容は、英語より翻訳されたものになりますので、ご了承ください。
田:本日は貴重なお時間をありがとうございます!はじめにPleskについて簡単に紹介いただけますか?
Janさん:Pleskは、基本的なサーバー運用機能が搭載されたコントロールパネルとして親しまれてきました。
今では、サーバー運用にとどまらず、リセラーやウェブプロフェッショナルが、アプリケーションやWebサイト、ホスティングビジネスにおいてもプロフェッショナルなレベルで管理できるようになり、強力なイノベーションプラットフォームへと進化を続けています。
田:私も以前よりPleskを利用したことがありますが、ここ数年はサーバー運用のコントロールパネルの枠を超える便利な機能が次々に増えてきている印象を持っています。
2019年10月22日より最新版のObsidianが正式リリースされましたが、この新しいPlesk Obsidianに搭載された機能について教えてください。
Janさん:Plesk Obsidianでは、WordPress Management、PHP ComposerによるPHP依存関係管理のサポート、MongoDBなど、最も要求の高い開発ツールが満載された最新のユーザーエクスペリエンスを提供します。
これに加えて、Pleskでは強化されたセキュリティ設定がすぐに使用できるようになっています。悪意のある SSH 通信を自動遮断するFail2banやWAFのModSecurityがデフォルトで有効になっており、より強固でセキュアな環境になりました。また、SSL It!を介した、すべてのWebサイトの自動SSL、HTTPSへの自動リダイレクトが実現します。メールサービス用のSNIも備えており、これらは、SEOにもプラスとなる機能です。
Pleskは本来の機能強化はもちろん、SSL It!など拡張機能の拡充にも力をいれています。
田:Webサイトを運用する上で、セキュリティ問題やSEO対策は、気になるポイントだと思います。Pleskには魅力的な拡張機能が多いイメージなのですが、Pleskと拡張機能を組み合わせる利点について教えていただけますか?
Markusさん:Pleskは、サーバーとアプリケーションを管理、実行、運用、保護するための強力なツールです。特に最新版のObsidianでは、サーバー管理者にWebサービスの管理と監視において必要なすべてのツールを提供しています。
しかし、実際に発生する業務では、サーバーの運用・管理だけでなく、WordPressやバックアップなどの特定のアプリケーションを管理する必要性も出てきます。これらのアプリケーションの管理に使いやすさを提供するのはPlesk拡張機能です。
Pleskの拡張機能は、Pleskにシームレスに統合するように設計されています。アプリケーションを管理するために異なるインターフェース間で切り替える必要はありませんので、すべてをPlesk内で簡単に管理できるようになり、サーバー管理者の多くの時間と費用を節約できるのです。
田:確かに使いたい便利なアプリケーションは、別々に提供されていることが多いですよね。それがすべて一つのツール上で利用できると考えたら、作業時間の短縮が期待できますね!
拡張機能を含め、Plesk Obsidianにおけるおすすめの機能がありましたら、教えてください。
Janさん:Plesk Obsidianの最も人気があり、評価の高い新機能のひとつとして「Advanced Monitoring」があげられます。Advanced Monitoringは、サーバーの各種リソースを視覚的にグラフでモニタリングできるPlesk標準機能です。新しく統合された通知センターの機能として、サーバー全体のきめ細かな診断が可能となりました。診断結果をアラートメッセージとして通知することもできます。
また、世界中のWebサイトのうち34%以上が利用する人気のCMS「WordPress」で構築される中、WordPressを利用している方に最もおすすめの拡張機能は、Smart Updatesを備えたWordPress Toolkitです。
WordPressによって作られたWebサイトを最新の状態に保つことが、業界の最大の悩みであり、Smart Updatesは、すべての更新プログラムを自動テストし、すべての更新プログラムが完全に機能し、ダウンタイム無く、WordPressのバージョンアップを可能にします。Smart Updates for WordPress Toolkitにより、バージョンアップの悩みを完全に解決することができます。
田:WordPressは便利である反面、サイバー攻撃の標的になりやすいとも言われていますね。バージョンアップが頻繁な分、最新バージョンに常に保っておくのは、大変労力のいることですので、自動にテストだけでなく、ダウンタイム無く自動で反映してくれるのは、大変ありがたい機能ですね!
先日、弊社でPleskと拡張機能が標準搭載されているバンドルプランがリリースされました。このバンドル版は、弊社専用にご用意していただいたと伺っていますが、Pleskバンドルプランに対する期待について教えていただけますか?
Markusさん:GMOクラウドとPleskは、いずれも日本のホスティング業界において確立された、二つの強力なブランドです。 WordPressはすでに最も人気のあるCMSであり、利用者数は成長を続けています。GMOクラウドのPlesk バンドルプランは、このターゲットに正確に焦点を当てていると言えるでしょう。
WordPressプロジェクトを完全に制御できるプライベートサーバーを必要とするWordPressユーザーに対して、 Plesk WordPress ToolkitとSmart UpdatesがWordPress管理者にもたらす付加価値について、的確にユーザーへ伝えることができた場合、これらのWordPressバンドルはVPS WordPressホスティングの新しい標準になる可能性もあると考えています。
田: WordPress ToolkitやSmart UpdatesはWordPressの手間を大幅に軽減できる優秀な機能です。これらの付加価値を求めてPleskを選択されるユーザーも少なくありません。いかにこの付加価値をWordPressのユーザーに伝えていくのかが大切になってきますね。
最後にPleskの今後の開発方針を教えていただけますか?
Janさん:Plesk Obsidianのリリースは、Pleskにとって重要なステップです。今後は、毎年1回だけの大きなリリースではなく、毎月繰り返しアップデートをリリースしていきます。
このポリシーにより、価値と機能をより高い品質でユーザーに迅速に提供できるようになります。 Plesk拡張機能のアップデートも同様です。特にWordPress Toolkitは、過去1年間に54のアップデートを行い、多くの機能と改善を継続的に行ってきました。
Pleskは、ユーザーのWebサイトを自動管理できるサーバー運用への道を歩み続けます。ユーザーがより成功できるための推奨構成を構築できるよう支援していきます。
田:Pleskのアップデートの迅速さが、ユーザーの成功を願う、強い思いを感じます。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を本当にありがとうございました!
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