皆さんこんにちは!
Linuxのコマンドを使いこなしていますか?
Linuxには便利なコマンドが多数存在します。
サーバー管理に欠かせないコマンドの中から今回は、パイプ(|)をご紹介いたします。
パイプ(|)とは?
パイプとは、Linuxコマンドを使って標準出力された内容を次のコマンドへ橋渡しするために使われるコマンドです。
また、パイプの正式名称は「パイプライン」で、パイプを使った処理のことを「パイプライン処理」と呼ばれます。
また、この処理を使うことで柔軟で多様なコマンド処理が可能となりますので、ぜひ使ってみましょう!
パイプ(|)の使い方
パイプ(|)の基本書式は、以下の通りです。
$コマンド① | コマンド②
このパイプですが、「キーボードでの入力の仕方が分からない!」という場合には、「Shiftキー+¥キー」で入力できますのでお試しください!!
パイプ(|)を使ってみよう!
ここまでご説明してきたパイプ(|)ですが、実は2つのコマンドを橋渡しするだけでなく、3つ以上のコマンドでも対応可能です!
つまり、下のような書き方も可能ですので、ぜひやってみてください!
$コマンド① | コマンド② | コマンド③ | コマンド④ | コマンド⑤.....etc
また、余談ですがこのパイプ(|)を大量に駆使し、どんな処理でもワンライナーで完結してしまう方がいるそうで、その方たちの技は「シェル芸」、その方たちは「シェル芸人」と呼ばれるそうです…。
パイプ(|)がよく使われる例
以下で、このコマンドがよく使われる例をいくつかご紹介させていただきます!
「grep」コマンドの組み合わせ
おそらくパイプ(|)が使われるパターンとして最も多い例の1つが、「grep」コマンドではないでしょうか。
「grep」コマンドのご説明は上記に任せるとして、実際の使用例をみていきましょう。
$ps aux | grep 調べたいプロセス名
ここでは、psコマンドの詳しいご説明は割愛させていただきますが、サーバー内で動いているプロセスを表示するコマンドです。
しかし、psコマンドで表示されるプロセスは多いため、調べたいプロセス名を「grep」コマンドで表示することがあります!
「find」コマンドの組み合わせ
他にも、他のコマンドの標準出力結果から特定の文字列を検索するためにfindコマンドへパスすることもあります。
findコマンドの詳しい例は下記をご覧ください!
それでは使用例をみていきましょう。
$特定のコマンド | find "調べたい文字列"
「sort」コマンドの組み合わせ
また、他のコマンドの標準出力を並び替えたい場合には「sort」コマンドをご利用ください!
「sort」コマンドの詳しいご説明は下記よりご確認ください!!
まとめ
今回は、パイプ(|)についてご紹介させていただきました。
パイプはさまざまな状況で利用することができ、他のコマンドとのつなぎ合わせで無限の使い方を発揮することができます!!
今回ご紹介したコマンドとの使い合わせ以外にも「head」、「tail」、「wc」コマンドなどさまざまなコマンドと併せて使われることがありますので、ぜひ使いこなしてみてください!
今回はこの記事をご覧いただきありがとうございました!
今後もLinuxコマンドをご紹介していく予定ですので、ぜひご覧くださいね!