皆さま、こんにちは!
今回は、WordPressとは?について初心者の向けに解説していきたいと思います!はじめてのWordPressの導入を検討されている方必見となります!
WordPressを使ってみたいが、「何ができるのか具体的にわからない」「メリット・デメリットとは?」「何を準備したらいいのか?」
それでは早速みてまいりましょう。
1.WordPressとは?
Webサイトを作成する機会のある方ならまず聞いたことがない人はいない「WordPress」というキーワード。
そもそもWordPressとは何でしょうか・・・?
WordPressは一言で表すと、
「デザインがかっこいいWebサイトが簡単に作成できる無料ツール」です。
この表現から伝わると思いますが、Webサイトを作成する際にとても魅力てきなツールの一つです。
もう少し専門的な用語で説明すると、WordPressとはCMSの一種で、CMSとはコンテンツ マネジメント システム(Contents Management System)の頭文字をとった略称となります。
コンテンツ マネジメント システム(CMS)といえば、なんだか難しいシステムのように聞こえますが、今回はこのツールを利用するとどのように便利になるかだけ、抑えておけば大丈夫です。
CMSを利用するとHTMLなどのWeb専門知識がない方でも、Webサイトの文章、画像、動画、リンクなどを一元管理し、簡単にWebサイトの作成・更新・運営ができるようになります。
通常CMSなどツールを利用しないWebサイトの作成(構築)にはHTMLの知識が必要です。HTMLとは、Webページを作るための最も基本的なマークアップ言語の一つです。
[HTMLイメージ]
このようにHTMLという言語が扱えないとCMSを使わずにWebサイトを作ることはできません。もう少しイメージが湧きやすいよう、WordPressの管理画面も載せておきます。
[WordPressイメージ]
WordPressを利用することで、このように最初からデザインされているWebサイト用のテンプレートを選ぶだけで、簡単にWebサイトが作れるようになります。
WordPressに関する知識を増やすことで、このテンプレートもカスタマイズして、よりイメージに近いものを作成することができます。
2.WordPressって人気なの?
CMSにはWordPressの他にもさまざまなCMSがありますが、今やCMSといえばWordPressというぐらい最も有名なツールです。
実際にCMSの中ではWordPressは全体の63.6%と圧倒的シェアNo.1を誇ります。また、CMSだけでなく、世界で公開されているCMSを利用していない全Webサイトでみた場合でも、そのシェアは38.5%となっており、年々上昇傾向となっています。
では、世界的にWordPressはどれだけ使われているのでしょうか
下記資料はCMSの割合を示した図です。
世界のCMSの使用統計(2020年10月W3Techs.com調べ)
参照元:https://w3techs.com/technologies/overview/content_management/all
WordPressを使用したサイトが38.5%と他のCMSと比較しても圧倒的人気ですね
ちなみに、CMSを利用していないサイトとはHTMLなどの従来のWebサイト構築方式です。
世界で人気があっても日本での利用が少ないと利用するのに心配ですよね、
では、日本の利用率はどうでしょう
日本のCMS割合(2020年10月W3Techs.com調べ)
日本のWordPress 利用率8割以上はさらに圧倒的人気ですね!
どうしてこんなにも使われているの?と疑問に持った方もいらっしゃるかもしれません。
HTMLに関する知識が乏しい場合、CMSを選択される方が多いですが、それだけでなく、WordPressに関しては、多くのWeb制作会社などのWebの専門家にも非常に人気です。
WordPressを利用することで、工数が大幅に削減できるだけでなく、CMSの中でもカスタマイズ性が高く、知識があればさまざまなデザインにカスタマイズすることが可能です。
これだけの性能を備えていて、オープンソースであることから、無料で使えるので、導入もしやすいのも広まった理由の一つでしょう。
また、Web制作会社においては、構築後ユーザーさま側でも一部Webサイトを更新できるため、利便性も非常に高いことから、人気の高いCMSとなりました。
実際のこのサイト「GMOクラウドアカデミー」もWordPressを利用して構築しています。社内のWeb担当者に構築いていただいて、HTMLの専門知識のない人でも簡単に記事を更新していけるというわけです。
3.WordPressのメリット・デメリットとは?
先ほども少し触れましたら、WordPressはその利便性の高さから非常に人気の高いCMSです。もう少し具体的にWordPressのメリットとデメリットをみていきましょう。
【メリット1】広告なしで無料利用できる
【メリット2】Webサイト作成も公開も操作が簡単
【メリット3】デザイン性が高いテンプレート[テーマ]が豊富に使える
【メリット4】機能拡張する[プラグイン]で簡単に機能が追加できる
【メリット5】情報が豊富
【WordPressのメリット:その1】広告なしで無料利用できる
WordPressのメリットの一つとして無料で利用できることです。WordPress以外のCMSでも無料で提供しているものがありますが、無料で提供している場合の多くは、CMSの広告がつきます。
皆さんもみたことあるかもしれませんが、Webサイトの上や下あたりにこのWebサイトは○○で作られています。○○なら無料でWebサイトが作れますなど。そして利用者には無料から有料プランに変更することでこのような広告が削除できますという訴求としているわけです。個人用のサイトならこのような広告が出ていてもまったく問題ないかもしれませんが、法人のサイトとなると気になりますよね。
WordPressでは一切このような広告を出さず、無料で使えるので、「ほんとにこれが無料で使えるの?」と驚くほどです。もちろん個人/法人いずれも無料で利用することができます。
新しいバージョン定期的に公開されるので、そのバージョンも無料で行うことができます。
なぜ無料で提供できるの?と不思議に思った方もいらっしゃるかもしれません。簡単にその点についても触れますと、先ほども少し触れましたが、WordPressは「オープンソース」です。
通常CMSでもそうですが、一般的には、どこかの企業が開発してサービス化した場合、有償化して収益につなげる必要があります。
一方でオープンソースは、その技術の中身をすべて公開していて、さらにその中身を改造したり、改造したものを配ったりしても大丈夫なものを指します。
収益を目的としていないことから、無料で提供ができるというわけです。
【WordPressのメリット:その2】Webサイト作成も公開も操作が簡単
WordPress管理画面上から、まるでWordで文章を作成するように「文字の入力」と「画像の貼り付け」だけで簡単に作成できます。
また、Webサイトの公開もボタン一つで簡単に公開ができます。
また、専用ツールを用意するのではなくWebブラウザ(Google Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edge)を利用するのも魅力です。WordPressを操作する管理画面は下記参考にみてください
○参考:WordPress管理画面ログイン前
○参考:WordPress管理画面ログイン後(ダッシュボード)
このようにさまざまなメニューが可視化されているので、はじめての方でもわかりやすいというわけです。
【WordPressのメリット:その3】デザイン性が高いテンプレート[テーマ]が豊富
Webサイトの作成で一番苦労するのはデザインではないでしょうか。
WordPressの大きなメリットの一つとして、Webサイトのデザインテンプレート「テーマ」を利用することでデザイン性が高いサイトが簡単に作成できることです。
Webデザイナーがデザインするような、おしゃれなテンプレート[テーマ]が豊富に用意されています。
無料で利用できるテーマは数千単位あり、プロのWebデザイナーが有料で販売をしているテーマなどもあります。
では、WordPressではじめから入っているテーマの一例をご紹介します。
○テーマの一例:Twenty Fourteen
パソコンやスマートフォン、タブレット端末などさまざまな種類の機器や画面サイズに応じて、Webページの内容が同じでデザインや動作をそれぞれに最適化させるレスポンシブWebデザインが利用できるテーマです。
[パソコン版表示]
[スマートフォン、タブレット版]
通常HTMLの場合、スマホ対応させるレスポンシィブデザインにも専用の知識が必要です。はじめから簡単に対応してくれるのは今の時代にはとてもうれしい機能ですね。
【WordPressのメリット:その4】機能拡張する[プラグイン]で簡単に機能が追加できる
WordPressのプラグインとは、WordPress本体が標準で持っていない機能を拡張してくれるソフトウエアのことを指します。
例えば、お問い合わせフォーム、SNSとの連係機能、セキュリティ機能など、通常だとプログラミングしないと追加できないような機能が、プラグインを利用することで、簡単に機能追加ができます。
スマートフォンやタブレットで例えるとアプリをインストール(拡張)するイメージで捉えてもらえればと思います。
プラグインもテーマ同様、有料無料あわせて数千単位の種類が提供されているので、自分にあった機能を追加、カスタマイズが簡単にできます。
【WordPressのメリット:その5】情報が豊富
WordPressを利用しているユーザーが多いので情報も豊富にあります。
これは、他のCMSやホームページ作成ツールにはない特徴ともいえます。
何か困ったことがあれば、ネット検索で「wordpress ◯◯」と調べると解決方法や、欲しい情報が、数多くみつかります。
また、WordPressの日本語フォーラムがありますので、困っていることを質問することができます。
■WordPress公式日本語フォーラム
https://ja.wordpress.org/support/forums/
以上、WordPressの人気の理由をいくつか挙げてみましたが、
いかがでしょうか?早速WordPressを使ってみたい!と思ったのではないでしょうか。
しかし、WordPressにもデメリットはあります。
続いて、WordPressのデメリットについてご紹介します。デメリットの対策については、後ほど本記事内でご紹介します。
【デメリット1】WordPressのインストール作業のハードル
【デメリット2】セキュリティ対策
【デメリット3】Web表示速度が遅い
【デメリット4】バージョンアップが頻繁にある
【WordPressのデメリット:その1】WordPressのインストール作業のハードル
WordPressはとても便利なツールですが、利用するにはWebサーバーを準備してからWordPressをインストールする必要があります。
ツールを利用するのにインストールは当たり前なので、デメリットではないのでは?と思われますが、WordPressをインストールするにはPHPというプログラム言語ツールとデータベースが必要になります。
導入時に利用するサーバーサービスによっては、インストールに少し専門的な作業が必要になるので、インストールがうまくいかずに挫折するユーザーもいます。
【WordPressのデメリット:その2】セキュリティ対策
WordPressは世界で最も利用されているCMSであることから、サイトの規模にかかわらず攻撃を受ける可能性があります。
特に管理ツールへのログインパスワードの強度が弱いと、ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)でパスワードを強引に解除されサイトを乗っ取られる危険があります。
WordPressに限った話ではありませんが、利用ユーザーが多いことから、WordPressを使ったWebサイトは狙われやすいため、きちんとしたセキュリティ対策を行うことをおすすめしております。
【WordPressのデメリット:その3】Web表示速度が遅い
WordPressは動的にWebページのリクエスト要求タイミングでWebページを生成して表示するためHTMLなどの、あらかじめ出来上がったWebページを表示する静的ページより生成する分、表示が遅くなる傾向にあります。
そのため、利用するサーバーサービスのスペックやWebの表示速度高速化における対策に関しても検討しておくと良いでしょう。
【WordPressのデメリット:その4】バージョンアップが頻繁にある
WordPressは狙われやすいため、バージョンアップが頻繁にあります。
ソフトウエアのバージョンアップが頻繁にあることは、性能やバグの修正、セキュリティが向上したりなど、メリットの反面、逆にデメリットもあります。
例えば、バージョンアップにより、今まで使えていたプラグインやテーマがバージョンアップに対応してなく、使えなくなりWebサイトが正常に表示しなくなるトラブルが発生する場合があります。
場合によっては、WordPressバージョンアップの前にはバックアップして、バージョンアップして問題ないか確認する作業が発生しますので、バージョンアップがあるたびに頭を抱えるWeb担当者も多いかと思います。
デメリットを読んで少しWordPressを導入することを不安に思ったかもしれませんが、WordPressはデメリットも解消する情報も豊富にありますので、安心してください
それでは、WordPressを利用するには何をすれば良いか?次の項目でご紹介します!
4.WordPressをはじめるには何を準備したら良いのか?
【1】用意するもの
WordPressのはじめるには、まず[独自ドメイン][Webサーバー]を準備する必要があります。
サーバーサービスの種類によって特徴が異なりますので、自分にあったものを選ぶようにしましょう。
弊社では以下三つのサーバーサービスをご用意しております。
いずれも独自ドメインは導入いただけます。
・【レンタルサーバー】iCLUSTA+ byGMO (30日間全額返金保証つき)
⇒初心者向けです。手軽にWordPressでホームページをはじめたい方におすすめです。
WordPressの簡単にインストールする「アプリインストーラー」が標準装備されていますので、導入時のハードルを大幅に下げることができます。
・【VPS】クラウドVPS byGMO Plesk x WPパック(15日無料)
⇒初心者~中級者向けです。
レンタルサーバーよりも性能が高いサーバーをご利用されたい方におすすめです。
サーバー管理ツールPleskを利用することで複数のWordPressの一元管理することが可能です。WordPressの複数台利用やレンタルサーバーでは性能が不足する場合に、おすすめです。
・【クラウドサーバー】GMOクラウド ALTUS(アルタス)のPlesk x WPパック(14日無料)
⇒中級者~上級者向けです。
サーバーの機能を自由にカスタマイズできますので、VPS以上のスペックを求める方におすすめです。VPSと同じくPleskが利用できますので、複数のWordPressの一元管理することが可能です。
遠隔バックアップやWebの高速表示、バージョンアップをサポートするオプションも豊富ですので、Web制作会社に多くご利用いただいています。
なお、以下記事でお申し込み手続きからWordPressのインストールまでの流れを詳しくご紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
■クラウドVPS byGMO Pleskサーバー
【2020年最新版】WordPress高速化におすすめのVPSのはじめ方から初期設定まで徹底解説!
■GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ Pleskサーバー
【2020年最新版】初心者にやさしいクラウドサーバーでお申し込みからWordPressインストールしてみた!
また、クラウドサーバーのALTUSでは、サーバーおよびPleskの初期構築・設定を無料で
提供しておりますので、初期構築や設定にご不安がある場合は、ぜひご相談ください。
【2】セキュリティ対策をするには
WordPressのセキュリティ対策については、不正ログインを防止するプラグイン機能などあります。
弊社ガイドにもWordPressのセキュリティ対策のガイドがありますので、参考にしてみてください。
また、VPS・ALTUSのユーザーでPleskを利用される場合は、下記セキュリティ機能が利用可能です。通常セキュリティ対策の導入も難しい場合がありますが、Pleskを経由して以下機能を使うことで、セキュリティ対策も簡単に導入することができます。
・Fail2ban(不正アクセス対策)
・ModSecurity (WAF)
各セキュリティ機能については下記記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご利用ください。
■不正アクセスから自動でサーバーを守るFail2ban!Plesk で簡単にセキュリティ対策!
■無料で利用できるWAF「ModSecurity」を使ってWebサイトのセキュリティ対策をしよう。
【3】Web表示速度が速くするには
WordPressのWeb表示速度を簡単に早くする方法はいくつかありますが、Pleskをご利用の場合は、CDNの技術を利用した「Speed Kit」がおすすめです!こちらも簡単導入できて、月額830円(税抜)から気軽にご利用いただけます。
下記記事で詳しくご紹介しています!
■WordPressの表示速度が625%改善!Pleskの拡張機能「Speed Kit」を使用してみた!
【4】WordPressをバージョンアップして問題ないかテストするには?
通常のバージョンアップには、テスト環境を用意して、テストを行いで、問題ないと判断になれば、本番に適用させる必要があり、とても手間のかかる作業が発生します。
Pleskをご利用の場合は、Plesk社が独自に開発したWordPressを便利かつ安全にアップデートするためのツール「Smart Updates for WordPress Toolkit」を利用するとAIで簡単に分析・診断ができます。
どんなツールか下記記事にて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください!
■もう怖くない!WordPressアップデートもAIで自動分析・検証の時代!便利すぎる「Smart Updates for WordPress Toolkit」を使用してみた。
5.最後に
皆さま、最後までご覧いただきありがとうございました!
ここまで「WordPressとは?」について解説してきましたが、いかがでしたか?
WordPressのメリット・デメリットはありますが、メリットの方が大きくデメリットも対策は可能なので、ぜひ導入を検討してみてください。
本記事が、皆さまのWordPressの導入・利用の一助となりますと幸いです。